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スクール講師という仕事

「講師」は学習塾・英会話語学スクール・資格技能スクール・企業研修という指導領域によって教える相手も内容もまったく異なり、同じ領域でも集団授業か個別指導・マンツーマンかで一日の流れも必要なスキルも変わります。指導領域と指導形式を選んで、自分に近い講師像を見てみてください。

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指導領域
指導形式

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学習塾 × 集団授業

クラス担任型 集団指導塾講師

代表例 集団指導塾講師 進学塾クラス担任

一つの教室に集まった数名〜数十名の生徒に対して、決まったカリキュラムに沿って授業を進める仕事です。学年・科目ごとにクラスが分かれており、授業の進行だけでなく、宿題管理やテスト結果の分析、保護者への報告まで、担当クラスの学習成果に責任を持つのが特徴です。

未経験からの難易度 未経験歓迎

学生時代の塾講師・家庭教師の経験がなくても、研修制度で指導方法をカバーする塾が多い

働き方の傾向 やや忙しめ

月の残業は目安25〜35時間程度(テスト前後や保護者面談の時期は特に増えやすい)

年収の中央値(参考) 350万円〜550万円

求人の中心的なレンジ。集団指導は個別指導より時給・基本給がやや高めに出る傾向がある

業務内容
  • 担当科目の授業の実施(1コマ60〜90分程度、複数クラスを掛け持ち)
  • 予習・教材研究、宿題・小テストの作成
  • 定期テストや模試の採点・成績分析
  • 保護者面談・三者面談での学習状況の報告
具体的な業務イメージ

学習塾の集団指導講師は、授業が始まる夕方までの時間を教材研究や事務作業に充て、夕方から22時前後にかけて複数のクラスの授業を掛け持ちするのが一般的な1日の流れです。塾によって差はありますが、1日に2〜4コマ(1コマ60〜90分)を担当し、1クラスの人数は10〜30名程度になることが多いです。小テストや宿題プリントの作成にはWordでの文書作成、成績データの管理・分析にはExcelでの数値集計が使われ、授業以外の時間の多くはこうした準備・報告業務に充てられます。

この仕事のやりがい
  • クラス全体の成績が伸びたときに、自分の指導の成果として実感できる
  • 一体感のあるクラスの雰囲気を作れたときの手応え
  • 志望校合格など、生徒の人生の節目に立ち会える
向いている人
  • 大勢の前で分かりやすく説明するのが得意な人
  • クラス全体の空気を読みながら授業を進められる人
  • 決まったカリキュラムを工夫して伝える力がある人
向いていない人
  • 生徒一人ひとりのペースにじっくり合わせたい人
  • 大人数の前で話すことに苦手意識がある人
  • 授業以外の事務作業(採点・報告書作成)を負担に感じる人
つまずきやすいポイント
  • 学力差のあるクラスで、全員に合わせた授業の難易度調整が難しい
  • 保護者からの期待やクレームへの対応にプレッシャーを感じやすい
  • 授業準備やテスト作成の時間が読みにくく、残業になりやすい
必要スキル
授業設計力 板書・説明力 教材研究力 クラス運営力 保護者対応力
その後のキャリアパス例
  • 教室長・室長へ
  • エリアマネージャー・教務責任者へ
学習塾 × 個別指導

一人ひとりに向き合う 個別指導塾講師

代表例 個別指導塾講師 家庭教師派遣会社のマンツーマン講師

講師1名につき生徒1〜3名程度を受け持ち、生徒ごとの理解度やつまずきに合わせて指導を進める仕事です。決まったカリキュラムを一斉に教える集団指導と違い、その生徒が「どこで分からなくなったか」を見極めながら、テキストの進め方や説明の仕方を都度調整していきます。

未経験からの難易度 未経験歓迎

1対1〜1対3の指導なので、担当科目の基礎知識があれば未経験からでも始めやすい

働き方の傾向 やや忙しめ

月の残業は目安20〜30時間程度(コマ数が多い日はコマとコマの間に報告書作成が発生し、退勤が遅くなりやすい)

年収の中央値(参考) 350万円〜500万円

求人の中心的なレンジ。指導コマ数や担当生徒数に応じた歩合が上乗せされる塾もある

業務内容
  • 生徒ごとの個別カリキュラム・指導計画の作成
  • 1コマ(60〜90分)ごとに1〜3名の生徒を担当する個別指導の実施
  • 授業ごとの指導報告書の作成、保護者への学習状況の共有
  • 体験授業・保護者面談での入塾提案(営業的な要素を含む)
具体的な業務イメージ

個別指導塾講師は、1コマ60〜90分の授業を1日に3〜6コマ担当することが多く、コマの合間に次の生徒の教材準備や、前のコマの指導報告書の作成に時間を使います。1コマにつき生徒1〜3名を同時に見る形式が一般的で、集団指導に比べて一度に相手にする生徒の人数は少ない一方、生徒ごとに進度もつまずきポイントも異なるため、教材の選び方や説明の順序をその場で組み替える判断力が求められます。指導報告書の作成にはWordやスクール専用の管理システムへの入力、保護者への連絡には電話やアプリでのメッセージ送信が使われます。

この仕事のやりがい
  • 生徒の「わかった」という表情の変化を間近で見られる
  • 苦手科目を克服していく過程に伴走できる
  • 生徒との信頼関係が深まりやすく、感謝を直接伝えられることが多い
向いている人
  • 相手のペースに合わせてじっくり向き合うのが得意な人
  • 生徒のつまずきの原因を観察して見つけるのが好きな人
  • 一人の生徒に長く伴走することにやりがいを感じる人
向いていない人
  • 大人数を相手に効率よく教えたい人
  • 生徒ごとに異なる進め方を都度組み立てるのを負担に感じる人
  • コマ間の短い時間での準備・報告作業が苦手な人
つまずきやすいポイント
  • コマ数が多い日はスケジュールが分刻みになり、休憩が取りにくい
  • 生徒の成績が伸び悩むと、指導方法への自信を失いやすい
  • 保護者から一人の生徒に対する期待が集中しやすく、プレッシャーになりやすい
必要スキル
個別カリキュラム設計力 傾聴力 説明の言い換え力 進捗管理力 保護者コミュニケーション力
その後のキャリアパス例
  • 教室運営(教室長)へ
  • 家庭教師派遣会社のコーディネーター・教務担当へ
英会話・語学スクール × 集団授業

クラスで会話力を伸ばす グループレッスン講師

代表例 英会話スクールのグループレッスン講師 子供向け英語教室講師

数名(3〜8名程度)の生徒が一つのクラスに集まり、決められたテキストやプログラムに沿って会話力を伸ばすレッスンを行います。子供向けの英語教室から大人向けの英会話スクールまで対象は幅広く、発話量を増やすためのペアワークやゲーム形式の練習を取り入れながら進行するのが特徴です。

未経験からの難易度 業界経験があると有利

一定の英語力(目安として日常会話〜ビジネス会話レベル以上)を採用の前提とするスクールが多く、指導経験は入社後の研修でカバーされることが多い

働き方の傾向 波がある

月の残業は目安10〜20時間程度(近い教育職種の水準を参考。授業は夕方以降と土日に集中し、平日日中は比較的落ち着いていることが多い)

年収の中央値(参考) 300万円〜450万円

求人の中心的なレンジ。担当クラス数に応じたインセンティブが上乗せされる場合もある

業務内容
  • グループレッスン(1クラス3〜8名程度)の実施
  • レッスンプラン・教材の準備
  • 生徒の学習進捗の記録、保護者への報告(子供向けクラスの場合)
  • スピーチコンテストや季節イベントの企画運営
具体的な業務イメージ

英会話スクールのグループレッスン講師は、平日の夕方から夜、または土日にレッスンが集中する1日の流れになることが多いです。1コマ40〜60分のレッスンを1日に4〜8コマ程度担当し、1クラスの人数は3〜8名程度が目安です。レッスンの合間には次のクラスの教材確認や、生徒ごとの学習記録の入力に時間を使います。レッスンプランの作成にはテキスト付属の指導ガイドやPowerPointでのスライド作成、進捗記録にはスクール専用の管理システムやExcelでの入力が使われます。

この仕事のやりがい
  • クラス全体が盛り上がり、生徒同士で英語を使い合う場を作れたときの達成感
  • 生徒の発音・表現が回を重ねるごとに上達していく変化を見られる
  • 多国籍・多年齢の生徒と関わりながら、自分自身の指導力も磨かれる
向いている人
  • 場を盛り上げながらグループ全体の発話を引き出すのが得意な人
  • ゲームやアクティビティを組み込んだ授業設計を楽しめる人
  • 子供から大人まで幅広い年齢層と接することに抵抗がない人
向いていない人
  • 生徒一人ひとりの発音やクセをじっくり直したい人
  • クラス内の学力差・年齢差への対応を負担に感じる人
  • 決まったレッスンプログラムより自由に内容を組み立てたい人
つまずきやすいポイント
  • クラス内の生徒のレベル差が大きいと、全員に合わせた進行が難しい
  • 子供向けクラスでは、私語や集中力の維持など授業運営そのものに気を配る必要がある
  • 平日夜・土日勤務が中心になりやすく、生活リズムが不規則になりやすい
必要スキル
英語力(日常会話〜ビジネスレベル) グループファシリテーション力 レッスンプラン設計力 クラス運営力 異文化コミュニケーション力
その後のキャリアパス例
  • 主任講師・トレーナー(新人講師の指導)へ
  • スクールの教室運営・マネージャー職へ
英会話・語学スクール × 個別指導

1対1でレベルに合わせる プライベートレッスン講師

代表例 英会話スクールのプライベートレッスン講師 オンライン英会話マンツーマン講師

生徒1名に対して1対1でレッスンを行い、その人の目的(日常会話・試験対策・ビジネス英語等)やレベルに合わせて内容をカスタマイズする仕事です。対面のスクールだけでなく、オンライン会議ツールを使って自宅から指導するオンライン英会話講師としての働き方も広がっています。

未経験からの難易度 業界経験があると有利

1対1では生徒ごとに教え方を変える工夫が必要になるため、グループレッスンでの指導経験があると採用で有利になりやすい

働き方の傾向 波がある

月の残業は目安10〜20時間程度(近い教育職種の水準を参考。生徒の希望する時間帯に合わせるため、平日夜間や土日に予約が集中しやすい)

年収の中央値(参考) 300万円〜450万円

求人の中心的なレンジ。オンライン専業では生徒数に応じた歩合制が中心になることもある

業務内容
  • プライベートレッスン(1対1、1コマ25〜50分程度)の実施
  • 生徒の目的・レベルに応じたレッスン内容のカスタマイズ
  • レッスン後の学習記録・フィードバックの作成
  • 教材選定、試験対策(TOEIC・英検等)のカリキュラム提案
具体的な業務イメージ

1対1のプライベートレッスン講師は、1コマ25〜50分のレッスンを1日に6〜10コマ程度担当することもあり、対面型かオンライン型かで働き方が変わります。オンライン専業の場合は自宅からレッスンを行うことが多く、生徒の予約が入った時間帯に合わせてシフトが組まれるのが特徴です。レッスンごとに生徒の目的(日常会話・試験対策・ビジネス英語等)が異なるため、教材の選定やレッスンプランの組み立てを都度調整する必要があります。レッスン後のフィードバック作成にはテキスト入力やスクール専用アプリへの記録、オンラインレッスンの実施にはビデオ通話ツールの操作に慣れておく必要があります。

この仕事のやりがい
  • 生徒の目的達成(試験合格・旅行会話の上達等)に直接伴走できる
  • 生徒との関係が深まりやすく、長期的な信頼関係を築ける
  • レッスン内容を自分の裁量で柔軟に組み立てられる
向いている人
  • 生徒ごとに異なるニーズをヒアリングして組み立てるのが得意な人
  • 1対1の対話を通じて相手の変化に気づける人
  • 在宅・オンラインでも自己管理して働ける人
向いていない人
  • 大勢を相手にした方がやりやすいと感じる人
  • 生徒の予約状況に合わせて勤務時間が変動することにストレスを感じる人
  • オンラインでの通信トラブル等に臨機応変に対応するのが苦手な人
つまずきやすいポイント
  • 生徒の予約が特定の時間帯(平日夜・土日)に集中し、勤務時間が偏りやすい
  • 生徒との相性が合わないと、継続予約が減り収入が不安定になることがある
  • オンライン形式では通信環境のトラブルにその場で対応する必要がある
必要スキル
英語力(日常会話〜ビジネスレベル) ヒアリング力 レッスンカスタマイズ力 オンラインツール操作力 自己管理力
その後のキャリアパス例
  • 特定分野(ビジネス英語・試験対策等)に特化した専門講師へ
  • フリーランス・独立講師へ
資格・技能スクール × 集団授業

複数の受講生に技能を教える グループ講座講師

代表例 パソコン教室のグループ講座講師 料理教室講師

パソコン教室、料理教室、フラワーアレンジメント教室など、特定の技能・資格取得を目指す受講生が複数集まるクラスで授業を行います。決まったカリキュラムに沿って手順やコツを実演しながら教え、受講生同士が学び合える雰囲気づくりも役割の一つです。

未経験からの難易度 未経験歓迎

Word・Excelなど該当分野の実務経験があれば、指導未経験からでも採用されやすい

働き方の傾向 落ち着いている

月の残業は目安10〜20時間程度(近い職種のパソコンインストラクターの働き方を参考。教室の営業時間に沿ったシフト制が中心で、残業は比較的少なめ)

年収の中央値(参考) 300万円〜450万円

求人の中心的なレンジ。地域や教室の規模による差が大きい

業務内容
  • グループ講座(1クラス数名〜十数名程度)の実施
  • カリキュラム・教材(テキスト、実演用サンプル等)の準備
  • 受講生の進捗確認、個別のつまずきへのフォロー
  • 資格試験対策講座の実施(該当する場合)
具体的な業務イメージ

パソコン教室や料理教室などのグループ講座講師は、教室の営業時間に沿ったシフト制で働くことが多く、1コマ60〜90分の講座を1日に3〜5コマ程度担当します。1クラスの受講生は数名〜十数名程度が目安で、全体に向けた説明をしながら、机の間を回って個別につまずいている受講生をフォローする進め方が中心になります。パソコン教室であればWord・Excel・PowerPointの操作手順を実演しながら教え、料理教室であれば調理のデモンストレーションと合わせて材料の下準備・片付けも講師の仕事に含まれます。

この仕事のやりがい
  • 受講生が「できるようになった」と実感する瞬間に立ち会える
  • 技能や資格の取得という明確なゴールに向けて伴走できる
  • 受講生同士が教え合う温かい雰囲気を作れたときの手応え
向いている人
  • 手順やコツを分かりやすい言葉で言語化するのが得意な人
  • 複数の受講生の様子を同時に見渡しながら授業を進められる人
  • 実演しながら教えることに抵抗がない人
向いていない人
  • 一人の受講生にじっくり時間をかけて教えたい人
  • 決まった手順・カリキュラムを繰り返し教えることに飽きやすい人
  • 教室の準備・片付けなど授業以外の作業を負担に感じる人
つまずきやすいポイント
  • 受講生の習熟度に差があると、全員のペースに合わせた進行が難しい
  • 機材トラブル(パソコンの不具合等)やその場でのアクシデント対応が求められる
  • 教室によっては受講生募集(集客)の役割も兼ねることがある
必要スキル
該当分野の技能・資格の専門知識 実演・デモンストレーション力 進捗確認力 クラス運営力 トラブル対応力
その後のキャリアパス例
  • 教室長・エリアマネージャーへ
  • カリキュラム開発・講師育成担当へ
資格・技能スクール × 個別指導

理解度に合わせて教える 個別指導講師

代表例 パソコン教室の個別指導講師 資格スクールのマンツーマン講師

受講生1名(または少人数)につき、その人の理解度やペースに合わせて技能・資格取得のための指導を行います。パソコンの基本操作から資格試験対策まで、受講生がどこでつまずいているかを見極めながら説明の仕方を都度調整していく仕事です。

未経験からの難易度 未経験歓迎

受講生一人ひとりの理解度に合わせて教える丁寧さが重視され、指導未経験でも採用されやすい

働き方の傾向 波がある

月の残業は目安10〜20時間程度(近い職種の水準を参考。受講生の予約が集中する曜日・時間帯に偏りが出やすい)

年収の中央値(参考) 300万円〜450万円

求人の中心的なレンジ。資格取得実績に応じて歩合がつく教室もある

業務内容
  • 受講生ごとの個別カリキュラム・進捗計画の作成
  • 1対1(または1対2〜3)での操作・技能指導
  • 資格試験対策の個別指導、模擬問題の添削
  • 受講生の理解度・進捗の記録、次回レッスン内容の調整
具体的な業務イメージ

個別指導講師は、1コマ60分前後の指導を1日に4〜6コマ程度担当することが多く、コマの合間に受講生ごとの進捗記録や次回の教材準備を行います。パソコン教室であれば、受講生の画面を見ながら操作のつまずきをその場で確認し、Word・Excelなどの操作方法を一つずつ言葉にして説明する進め方が中心です。資格スクールであれば、模擬試験の解答を添削し、間違えた箇所の解説資料を作成することもあります。受講生ごとに理解のスピードが異なるため、進捗管理表(Excel等)を使って一人ひとりの到達度を記録しながら指導計画を微調整していきます。

この仕事のやりがい
  • 受講生のつまずきの原因を見極めて解消できたときの手応え
  • 資格取得や検定合格など、受講生の目標達成に直接立ち会える
  • 受講生との信頼関係を築きながら、長期的に成長を見守れる
向いている人
  • 相手の理解度を観察しながら説明の仕方を変えられる人
  • 地道な反復練習に付き合うことを苦にしない人
  • 資格・技能分野の専門知識を深めることに関心がある人
向いていない人
  • 大人数に向けて効率よく教える方が向いている人
  • 受講生ごとに異なる進度管理をこまめに行うのが苦手な人
  • 同じ内容を繰り返し説明することにストレスを感じる人
つまずきやすいポイント
  • コマ数が多い日は、受講生ごとの進捗把握が追いつかなくなりやすい
  • 受講生の理解が進まないと、指導方法そのものを見直す必要が出てくる
  • 対応できる受講生数に上限があるため、教室の売上目標とのバランスに悩むことがある
必要スキル
該当分野の技能・資格の専門知識 個別カリキュラム設計力 傾聴力 進捗管理力 添削・フィードバック力
その後のキャリアパス例
  • 教室運営(教室長)へ
  • 資格分野の専門カリキュラム開発担当へ
企業研修・法人向け講師 × 集団授業

集合形式で社員を育てる 企業研修講師

代表例 新人研修講師 集合型ビジネス研修講師(複数の受講者が同じ会場に集まって行う研修の講師)

企業から依頼を受けて、新入社員研修や階層別研修(管理職研修等)、ビジネススキル研修などを、会議室や貸し会場に集まった社員向けに実施する仕事です。研修会社に所属して複数の企業を担当するケースと、企業の人事部門に所属して自社の従業員向けに研修を行うケースがあります。

未経験からの難易度 未経験歓迎

研修会社によっては中途入社の講師の9割以上が指導未経験というケースもあり、前職の実務経験(営業・法務・IT等)がコンテンツの土台になることが多い

働き方の傾向 やや忙しめ

月の残業は目安20〜30時間程度。新入社員研修が集中する4〜6月や、年度末の階層別研修シーズンは登壇・出張が重なり増えやすい

年収の中央値(参考) 450万円〜650万円

求人の中心的なレンジ。研修会社所属か独立系講師かで幅が大きい

業務内容
  • 新入社員研修・階層別研修(管理職研修等)の企画・実施
  • 企業へのヒアリング、研修内容・カリキュラムの提案
  • 研修テキスト・スライド教材の作成
  • 研修後のアンケート集計、フィードバックレポートの作成
具体的な業務イメージ

企業研修講師は、研修当日は朝から夕方まで会場で登壇し、グループワークやロールプレイ(実際の場面を想定した役割演技による練習)を交えながら進行するのが中心業務です。登壇のない日は、次回の研修のためのヒアリングや教材準備、過去の研修アンケートの分析に時間を使います。研修会社に所属する講師の場合、年間で数十社・数十本の研修を担当することもあり、1回の研修の受講対象者は数名〜数十名規模になることが一般的です。研修テキストやスライドの作成にはPowerPointでの構成力、受講後アンケートの集計にはExcelでの分析力が求められ、出張を伴う登壇も珍しくありません。

この仕事のやりがい
  • 研修後に受講者から「明日から使える」と言ってもらえたときの手応え
  • 企業の課題(離職率、若手育成等)に、研修という形で直接貢献できる
  • 前職の実務経験(営業・マネジメント等)を、自分のコンテンツとして体系化できる
向いている人
  • 大勢の前で場を回すファシリテーションが得意な人
  • 前職の実務経験を、他社の社員に伝わる形に言語化するのが得意な人
  • 出張や複数企業を掛け持ちする働き方に抵抗がない人
向いていない人
  • 一つの職場に腰を据えてじっくり働きたい人
  • 決まった相手ではなく、初対面の受講者と毎回関係を作ることに疲れを感じる人
  • 研修の効果測定が曖昧なことにもどかしさを感じやすい人
つまずきやすいポイント
  • 新入社員研修が集中する4〜6月や年度末は登壇が重なり、体力的な負担が大きくなりやすい
  • 企業ごとに求める研修の内容・レベルが異なり、都度カスタマイズする手間がかかる
  • 研修の効果が数字にすぐ表れにくく、成果を説明しづらい
必要スキル
ファシリテーション力 研修設計・カリキュラム構成力 プレゼンテーション力 業務知識の言語化力 顧客(企業)折衝力
その後のキャリアパス例
  • 研修会社内でのプログラム開発・商品企画へ
  • 独立してフリーランス研修講師へ
企業研修・法人向け講師 × 個別指導

経営層・社員に伴走する 1on1(上司や専門家と定期的に行う1対1の対話)コーチング担当

代表例 エグゼクティブコーチング(経営層・管理職向けの個別対話型人材育成)担当 法人向け1on1研修講師

企業の経営層・管理職・社員に対して、1対1の対話を通じて課題整理や行動変容を支援する仕事です。役員クラスを対象にするエグゼクティブコーチングのようなケースから、階層別研修(新入社員・中堅・管理職など、役職や年次ごとに行う研修)の一環として社員一人ひとりに行う1on1面談まで、対象や関わり方の幅は広いです。

未経験からの難易度 未経験では難しい

経営層・管理職を相手にするため、社会人経験やコーチング資格(国際的な認定団体によるコーチング資格等)を前提とする求人が多い

働き方の傾向 波がある

月の残業は目安15〜25時間程度(近い研修講師職種の水準を参考。役員クラスのスケジュールに合わせるため、早朝や夜のセッションが入ることもある)

年収の中央値(参考) 500万円〜700万円

情報が少なく参考程度。研修会社所属講師の水準を参考にしたが、独立して実績を積んだコーチはさらに上振れすることもある

業務内容
  • 経営層・管理職・社員への1on1セッションの実施
  • セッション前のヒアリング、目標設定のすり合わせ
  • セッション記録・フィードバックレポートの作成
  • 企業向けコーチング・1on1研修プログラムの提案
具体的な業務イメージ

1on1コーチング担当は、1回45〜60分程度のセッションをクライアント企業の役員・社員のスケジュールに合わせて実施するのが基本の働き方です。1人のクライアントに対して月1〜2回、数か月〜1年単位で継続的に関わることが多く、同時に担当するクライアント数は講師の経験や契約形態によって差が大きいですが、独立系のコーチであれば数名〜十数名程度を並行して担当するケースもあります。セッションの記録・フィードバックレポートの作成にはWordPowerPointでの資料作成、クライアントの状況管理にはExcelや顧客管理ツールが使われることもあります。役員クラスが相手の場合は早朝や夜にセッションが入ることもあり、相手のスケジュールに合わせた柔軟な対応が求められます。

この仕事のやりがい
  • クライアントの意思決定や行動が変化していく過程に深く伴走できる
  • 1対1だからこそ生まれる信頼関係の中で、本音の課題に向き合える
  • 自分自身のコーチング・対話スキルが磨かれ、専門性として積み上がっていく
向いている人
  • 相手の話をじっくり聴き、本人に気づきを促す関わり方が得意な人
  • 経営層・管理職クラスを相手にしても物怖じせず対話できる人
  • 自分の実務経験や専門知識を、体系立てて伝えられる人
向いていない人
  • 大勢に向けて一斉に教える方がやりやすいと感じる人
  • 成果がすぐに数字で見えないと不安になりやすい人
  • 相手のペースに合わせて柔軟にスケジュールを調整することが負担な人
つまずきやすいポイント
  • 役員クラスの相手だと、スケジュール調整が難航し早朝・夜の対応が必要になることがある
  • コーチングの成果が本人の行動変容に依存するため、成果を数字で説明しづらい
  • 独立系の場合、契約更新が途切れると収入が不安定になりやすい
必要スキル
コーチング・傾聴力 質問設計力 経営視点での課題整理力 信頼関係構築力 レポーティング力
その後のキャリアパス例
  • 独立してエグゼクティブコーチとして開業へ
  • 研修会社内でのコーチング事業責任者へ

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