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物流企画・SCMという仕事メーカーの輸出入・国際物流管理担当

国際物流・貿易管理 × メーカー

メーカーの輸出入・国際物流管理担当

代表例 メーカーの国際物流担当(海外の工場・販売会社向けの輸送を手配する担当) 貿易管理担当(輸出入の手続きやルールを管理する担当)

海外の工場や販売会社との間で、部品や製品を輸出入する際の輸送ルート、運ぶ方法(船か飛行機か)、取引の条件を設計し、管理する仕事です。貨物の輸送を手配する国際輸送の専門会社(フォワーダー)を選んだり、運賃を交渉したり、関税が安くなる協定を活用したりします。書類の入力や発行が中心の貿易事務とは異なり、ルートや条件をどうするかを考える企画寄りの役割です。

未経験からの難易度 業界・実務経験推奨

輸出入の実務経験(2〜3年以上)や英語力を求める求人が多い

働き方の傾向 時差対応で波がある

月の残業は目安20〜30時間程度(求人では月20〜30時間程度の記載例が見られる参考値。各社の申告値で公的な統計ではない)。海外拠点との時差による夜間・早朝の連絡や、船の遅延などのトラブル時は上振れしやすい

年収の中央値(参考) 450万円〜650万円

求人の中心的なレンジ。自動車関連メーカーなど輸送パートナーの選定・価格交渉を担うポジションでは750万円以上の求人もあり、上下する

業務内容
  • 輸送ルートと輸送手段の選定(例: 船は安いが日数がかかり、飛行機は速いが高い。納期と費用を見比べて使い分ける)
  • フォワーダー(貨物の海上・航空輸送を手配する国際輸送の専門会社)の選定と運賃交渉
  • 貿易条件(インコタームズ。運賃・保険・事故時の責任を、売り手と買い手のどちらがどこまで持つかを決める国際ルール)の見直し
  • EPA/FTA(関税を下げる国同士の協定)を活用して、輸入にかかる関税を減らす取り組み
  • 通関(輸出入する貨物を税関に申告し、許可を受ける手続き)の業者管理と、輸出入のルール順守の確認
具体的な業務イメージ

午前は海外拠点やフォワーダーからの貨物の位置情報・遅延連絡の確認、午後は運賃の見積もり比較や貿易条件の見直し資料の作成、社内の営業部門・生産部門との納期調整に時間を使うことが多いです。扱う輸送の量は、メーカーの規模や取り扱う製品によって大きく異なり、一度に多数の貨物を並行して管理することもあります。運賃の比較と関税の試算にはExcelでの数値管理力、海外とのやり取りには英語のメールと、貿易の書類(請求書や梱包明細など)を読み取る力が求められます。貿易専用の管理システムを使う会社もあります。

この仕事のやりがい
  • 自分が設計した輸送ルートで、海外の工場や顧客に納期どおり届けられる
  • 関税や運賃の見直しが、コスト削減として目に見える成果になる
  • 英語を使い、海外の関係者と仕事をする機会が多い
向いている人
  • 世界の情勢や、輸送のルールの変化に関心を持ち続けられる人
  • コストとスピードを天秤にかけて、現実的な判断ができる人
  • 海外の相手とも、英語でていねいにやり取りできる人
向いていない人
  • 英語でのやり取りに強い抵抗がある人
  • 決まった手順をくり返す仕事のほうが安心できる人
  • 想定外の遅れや規則の変更に、焦りやすい人
つまずきやすいポイント
  • 港の混雑や天候、為替など自分でコントロールできない要因で、計画が崩れることがある
  • 輸出入に関する法律や関税のルールが変わり、常に最新情報の確認が必要になる
  • 時差のある海外拠点との連絡で、勤務時間外の対応が発生することがある
必要スキル
貿易実務の知識 英語力(メール・書類) 運賃・関税の試算力 交渉力 トラブル対応力
その後のキャリアパス例
  • グローバル物流の責任者・海外拠点の物流統括へ
  • 調達・購買部門の海外調達や、SCM(調達から納品までの流れ全体の管理)全体を見る職種へ

🎮 この職種を疑似体験

海上輸送中の部品が、港の混雑で2週間遅れそうだと連絡が入りました。海外の工場では部品の在庫が少なくなっています。あなたの次の一手は?

実務ではこう対応することが多いです

待つだけでは、在庫が尽きて海外の工場が止まるおそれがあります。実務では、影響が出る前に代替手段を検討することが多いです。

実務ではこう対応することが多いです

全量を航空便にすると、運賃が海上輸送の数倍になることもあり、コストが大きく膨らみます。必要な分だけを切り替える判断が一般的です。

実務ではこう対応することが多いです

輸送の手配は、フォワーダーや本社側の物流担当が持つ情報が多く、現地任せでは判断が遅れがちです。本社の担当者が状況を把握して、主導するのが一般的です。

◎ それが実務でも評価される対応です

影響範囲を確認し、コストとスピードを天秤にかけて現実的に判断するのが、この仕事の基本です。想定外の遅れにも落ち着いて対応できる人が評価されます。

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