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物流企画・SCMという仕事メーカーの物流拠点・ネットワーク設計担当

拠点・物流ネットワーク設計 × メーカー

メーカーの物流拠点・ネットワーク設計担当

代表例 メーカーの物流企画(倉庫の配置・数の見直し担当) 物流センター(商品を保管・仕分けして出荷する施設)の統合・閉鎖(統廃合)プロジェクト担当

自社工場でつくった製品を、全国の卸・小売・取引先へ届けるための「倉庫をどこに何か所置くか」「どの倉庫からどのルートで運ぶか」を設計する仕事です。拠点を減らせば保管費は下がりますが、遠い取引先に届くまでの日数が延びるなど、コストと配送スピードの兼ね合いをデータで比べながら、営業・工場・経理といった社内部門と合意をつくっていきます。

未経験からの難易度 業界・実務経験推奨

物流や企画の実務経験を求める求人が多く、分析経験があると評価されやすい

働き方の傾向 プロジェクトで波がある

月の残業は目安20〜30時間程度(求人では月20〜30時間程度の記載例が見られる参考値。各社の申告値で公的な統計ではない)。拠点の再編が決まって稼働日が近づく時期は上振れしやすい

年収の中央値(参考) 500万円〜700万円

求人の中心的なレンジ。全社の物流戦略を担う統括ポジションでは800万円以上の求人もあり、役職・企業規模により上下

業務内容
  • 倉庫の場所・数の見直し案づくり(例: 全国5か所の倉庫を3か所に集約した場合の、運賃・保管費・届くまでの日数の変化を試算する)
  • 倉庫を新しく借りる・閉める際の候補地比較と、社内の承認を得るための資料作成
  • 出荷実績のデータ分析(例: どの地域の取引先にどれだけ運んでいるか、運賃・保管料・人件費など物流コストの内訳はどうなっているかを集計する)
  • 工場から倉庫への大口輸送の見直し(例: トラックに積む荷物の割合を上げて、便数を減らす)
  • 営業・工場・経理など社内部門との調整と、拠点移転の実行スケジュールの管理
具体的な業務イメージ

午前は出荷実績や運賃のデータを取り込んで集計し、午後は拠点を変えた場合の費用や日数の試算、社内の営業・工場・経理部門や物流会社との打ち合わせに時間を使うことが多いです。担当する拠点の数は企業規模によって数か所から十数か所程度と幅があり、一つの案件は半年から1年以上かけて検討することもあります。拠点の統合案の作成にはExcelでの大量データの集計・試算力、経営層向けの承認資料にはPowerPointで「何を削減でき、何がリスクか」を整理して見せる構成力が求められます。データ分析に専用のBIツール(データを図やグラフで見やすくするソフト)を使う会社もあります。

この仕事のやりがい
  • 自分の試算が、年間数千万円規模の物流コスト削減につながることがある
  • 拠点の再編という、会社の物流の形そのものを変える大きな仕事に関われる
  • 数字で根拠を示し、社内の反対意見をまとめあげて実現できたときの達成感
向いている人
  • 大量のデータを整理して、数字から結論を導くことが好きな人
  • コストだけでなく、配送スピードや現場の負担も含めて多面的に考えられる人
  • 利害の異なる部門の間に立ち、粘り強く合意をつくれる人
向いていない人
  • 数字の分析や表計算の作業に苦手意識が強い人
  • 短期間で目に見える成果を出したい人(拠点再編は結果が出るまで年単位のことが多い)
  • 他部門との調整や説明に時間を使うことにストレスを感じる人
つまずきやすいポイント
  • コスト削減額だけを強調すると、営業部門から「配送が遅くなる」と反対されやすい
  • 試算の前提(出荷量の見込みなど)が事業計画の変更で変わり、検討をやり直すことがある
  • 拠点の閉鎖は現場で働く人にも影響するため、慎重な進め方が求められる
必要スキル
データ分析力(Excel・BI) コスト試算力 社内調整力 資料作成・説明力 プロジェクト進行管理力
その後のキャリアパス例
  • 物流部門の責任者・物流統括(全社の物流戦略)へ
  • SCM全体を見る部門(調達・生産・販売をつなぐ職種)へ

🎮 この職種を疑似体験

倉庫を3か所から1か所に集約すると、運賃と保管費は大きく下がる一方、遠方の取引先への配送日数が1日延びると試算されました。営業部門は「配送が遅くなると取引先に迷惑がかかる」と反対しています。あなたの次の一手は?

実務ではこう対応することが多いです

営業の意見を聞かずに進めると、集約後に取引先から不満が出て、結局やり直しになることがあります。コスト削減額だけを強調すると反対されやすい、というのがこの仕事のつまずきポイントです。

◎ それが実務でも評価される対応です

コストと配送スピードの両面を数字で示し、リスクへの対策も添えて協議するのが、この仕事で評価される進め方です。利害の異なる部門の間に立って、粘り強く合意をつくる力が求められます。

実務ではこう対応することが多いです

反対意見が出るたびに白紙に戻すと、いつまでも拠点が見直せません。実務では、反対の理由を具体的に聞き、対策を足して案を練り直すことが多いです。

実務ではこう対応することが多いです

根拠を示さない説明では、営業部門や経営層の承認を得ることは難しいです。この仕事では、データに基づく説明が信頼の土台になります。

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