法務という仕事 › インハウスロイヤー(契約審査担当)
契約法務 × 弁護士資格保有
インハウスロイヤー(契約審査担当)
代表例
インハウスロイヤー(契約審査担当)
法務部所属の企業内弁護士
弁護士資格を持つインハウスロイヤー(企業に所属して働く弁護士)として、契約書の法的リスクを最終的に判断する立場で契約法務に携わります。他部署から上がってくる契約書について、ひな形との相違点や自社に不利な条項を洗い出し、必要に応じて自ら条文を修正しながら最終確認を行います。難易度の高い契約や新しいビジネスモデルの契約は、顧問弁護士や大手法律事務所と連携しながら判断することもあります。
未経験からの難易度
弁護士資格必須
弁護士資格があれば挑戦できる求人が多いが、企業法務ならではの実務は入社後に学ぶことが多い
働き方の傾向
落ち着いている
月の残業は目安10〜20時間程度。法律事務所に比べ残業は少なめとされるが、契約書のボリュームが多い時期は忙しくなることもある
年収の中央値(参考)
600万円〜800万円
求人の中心的なレンジ。契約法務はインハウスロイヤーの入り口となる領域で、専門性を積むほど上振れしやすい
- 📋業務内容
- 各事業部から回ってくる契約書(業務委託契約・秘密保持契約・販売代理店契約など)を読み、自社に不利な条項がないか一つずつ確認する
- 契約書のひな形(会社で用意しているテンプレート)と違う部分を洗い出し、問題がある条文を自分で書き直す(例: 違約金の金額が高すぎる場合に交渉できる形へ直す)
- 取引先の法務担当者とメールや打ち合わせで直接やり取りし、契約条件をすり合わせる
- 判断に迷う契約について、社外の顧問弁護士に相談し見解をすり合わせる
- 契約書のひな形自体を、法改正や新しい取引形態に合わせて定期的に更新する
- 🔍具体的な業務イメージ
月に数十件〜100件規模の契約書が各事業部から回ってきて、優先度・難易度に応じて自分でレビュー時間を配分します。ひな形との差分確認や修正案の作成にはWordのコメント機能や見え消し(修正履歴)を使い、契約書の進捗・締結状況の管理にはExcelの台帳を使うことが多いです。判断に迷う論点は法律データベースや判例を調べたり、顧問弁護士に相談したりして固めますが、最終的な判断責任は自分にあるという緊張感を持って臨む場面が多くあります。
- 🌟この仕事のやりがい
- 弁護士としての専門知識を、法律事務所の外で会社の意思決定に直接活かせる
- 自分が交渉した条件がそのまま契約になり、会社を守った実感を得やすい
- 契約実務を積み重ねるほど、扱える契約の難易度や裁量が広がっていく
- ✨向いている人
- 契約書の細かい文言の違いに気づける、地道な読み込みが苦にならない人
- リスクをゼロにすることより、事業を前に進めるための落としどころを探すのが得意な人
- 一つの会社の事業に継続的に関わりながら、契約法務に取り組みたい人
- 🙅向いていない人
- 法廷で相手方と主張を戦わせる訴訟弁護士の仕事をイメージしている人
- 事業側の「早く進めたい」という要望とリスク管理の板挟みにストレスを感じやすい人
- 契約書のひな形を淡々と確認する定型的な作業に物足りなさを感じる人
- ⚠️つまずきやすいポイント
- 事業側のスピード感に対して、法的リスクの確認に思ったより時間がかかり、催促されることがある
- 相手企業の法務担当者と条件が折り合わず、交渉が長期化することがある
- 契約書は業界ごとに無数のパターンがあり、法律事務所時代の型がそのまま通用しないことも多い
- 💪必要スキル
契約書のリスク分析力
条文のドラフティング力
取引先との交渉力
事業内容の理解力
弁護士資格
- 🧭その後のキャリアパス例
- コンプライアンス・M&Aなど他領域の企業法務へ
- 法務部門の責任者(法務部長・ゼネラルカウンセルなど、企業全体の法務を統括する責任者)へ
掲載の年収は各パターンの求人情報から算出した中央値の参考レンジです(quickfactsを参照)。経験・スキル・企業規模により変動します。
この職種で転職を考えたら
相性の良い転職エージェントは人によって違います。求人の量や、担当者との相性を見るためにも、2〜3社まとめて登録しておくのがおすすめです。
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