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財務という仕事銀行折衝・資金調達スペシャリスト

資金調達・銀行折衝 × 大手企業

銀行折衝・資金調達スペシャリスト

代表例 トレジャリー(資金調達・資金運用を専門に扱う部署)担当 社債発行担当

グループ全体の資金調達方針に沿って、銀行団との融資交渉や社債(企業が投資家からお金を借りるために発行する証券)の発行実務を担当します。大手企業では資金調達の手法ごとに専門チームが分かれていることが多く、金融のプロとして高度な折衝力・分析力を積み上げていく仕事です。

未経験からの難易度 業界・実務経験推奨

銀行や経理・財務出身者が中心。数字と契約条件を正確に読み解く力が前提になる

働き方の傾向 落ち着いている

月の残業は目安10〜20時間程度。計画的に動く業務が多いが、決算期や大型調達の局面は忙しくなりやすい

年収の中央値(参考) 600万円〜800万円

求人の中心的なレンジ。トレジャリー等の専門色が強いポジションはシニア層でさらに上振れすることもある

業務内容
  • 銀行団(複数の金融機関が共同でお金を貸すグループ)との融資条件交渉(金利や返済期間をすり合わせる打ち合わせ)
  • 社債を発行する際に必要な書類(投資家に見せる会社の説明資料)の作成、証券会社との調整
  • 会社全体の資金調達計画(いつ、いくら、どの方法でお金を集めるかの年間計画)の立案
  • 金利や為替が変動した場合の影響を抑えるための対策(例:金利が上がっても支払いが急に増えないよう契約でカバーする)の検討
  • 格付機関(企業の信用力を評価する専門機関)への業績説明対応
具体的な業務イメージ

銀行団との交渉は、主幹事銀行を含む複数(数行〜十数行)の金融機関と同時並行で進めることもあり、金利・返済期間・担保条件などを一行ずつ調整します。年間の資金調達計画や金利・為替変動のシミュレーションにはExcelでの数値分析が欠かせず、社債発行時に投資家向けへ配布する説明資料の作成にはPowerPointWordが使われます。大型の資金調達案件が動く時期は、証券会社・格付機関とのやり取りが重なり、通常期よりも打ち合わせの頻度が大きく増えます。

この仕事のやりがい
  • 数十億〜数百億円規模の資金調達を成功させたときのスケールの大きさ
  • 銀行や証券会社のプロと対等に渡り合い、良い条件を引き出せたときの手応え
  • 工場建設や新規事業立ち上げなど、会社の成長投資を資金面から支えている実感
向いている人
  • 数字の裏にある契約条件や金利の仕組みを正確に理解しようとする人
  • 金融機関の担当者と粘り強く交渉するのが苦にならない人
  • 一つの調達案件にじっくり時間をかけて向き合える人
向いていない人
  • スピード感のある意思決定を好み、じっくりした交渉プロセスを窮屈に感じる人
  • 数字や契約書の細部を読み込む作業が苦手な人
  • 一つの業務を掘り下げるより、幅広い業務を兼任したい人
つまずきやすいポイント
  • 財務諸表の読み方や金利計算など、専門知識を継続的に学び続ける必要がある
  • 銀行側の担当者との関係構築に時間がかかり、成果が出るまで時間がかかりやすい
  • 市場環境(金利動向など)によって業務の忙しさが左右されやすい
必要スキル
財務諸表分析力 銀行折衝力 社債・借入等の金融知識 リスク管理の視点 資料作成力
その後のキャリアパス例
  • 財務部門の管理職(財務部長)や、財務責任者(CFO)候補へ
  • 投資銀行・証券会社への転身も

掲載の年収は各パターンの求人情報から算出した中央値の参考レンジです(quickfactsを参照)。経験・スキル・企業規模により変動します。

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