エンジニアリングマネージャーという仕事立ち上げ期の基盤チームの舵取り役
EM(エンジニアリングマネージャー)として、サーバーやクラウド環境、開発者が使う共通の仕組みを整える「基盤チーム」を率います。基盤チームとは、アプリやWebサービスを作るチームの土台を支え、サービスが止まらないようにするチームのことです。立ち上げ期は人数が2〜5名程度ということも多く、技術面の判断と、採用や体制づくりの両方を一人で抱えやすいのが特徴です。コードを書く側のSREエンジニアと違い、チームが何に時間を使うかを決め、事業側との調整を引き受ける役割です。
基盤の技術理解が前提になりやすく、インフラのリーダー経験から登用されることが多い
月の残業は目安20〜35時間程度(IT業界の平均は月16〜23時間程度という調査があり、障害時の緊急対応の当番がある分、上振れしやすい)
情報が少なく参考程度。SRE領域のマネージャー求人を参考にした目安で、企業により上下
午前は前日の障害やアラート(異常を知らせる通知)の有無を確認し、チームの朝会で今日の作業を決めます。午後は採用面接やメンバーとの1on1(上司と部下が定期的に1対1で話す面談)、プロダクト開発チームからの依頼の優先順位づけに時間を使い、夕方は改善作業のレビューをする、という流れが一例です。
基盤チームは2〜5名程度ということが多く、自分自身も障害対応の当番に入る場面があります。夜間や休日に呼び出される可能性があるため、当番表を回して負担が偏らないようにするのもEMの仕事です。
成果物とツールの対応では、障害後の振り返り資料(ポストモーテム=原因と再発防止策をまとめた文書)は文書ツールで、毎月のクラウド費用の集計はスプレッドシートで、改善計画の経営陣への説明はスライド資料でまとめる力が必要です。
🎮 この職種を疑似体験
3名の基盤チームで、夜間の障害対応がベテランの一人に集中しています。本人は「自分しか分からないので仕方ない」と話しています。あなたの次の一手は?
実務ではこう対応することが多いです
特定の人に対応が集中したままだと、その人が体調を崩したり退職したりした時にサービスを守れなくなるリスクがあります。本人が引き受けている状態こそ、見直しのサインと捉えることが多いです。
実務ではこう対応することが多いです
依頼を全て引き受けると、基盤の改善に使える時間がなくなり、障害がさらに増える悪循環になりやすいです。事業側に基盤改善の重要性を伝え、優先度を一緒に決めるのがEMの役割です。
◎ それが実務でも評価される対応です
手順の文書化と当番制への移行は、基盤チームの負担を分散する基本的な対策です。そのための時間を事業側と調整して確保することは、技術と組織の両面を見るEMならではの動き方です。
実務ではこう対応することが多いです
採用には時間がかかり、新しい人が入っても手順が整っていなければ引き継げません。採用を進めながら、今いるメンバーで負担を分散する工夫を並行して行うのが一般的です。
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