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エンジニアリングマネージャーという仕事複数チームを束ねる組織づくり担当

急成長期 × プロダクト開発チーム

複数チームを束ねる組織づくり担当

代表例 急成長企業のプロダクト開発チームEM(エンジニアチームの採用・育成・体制づくりを担う管理職) 複数チームを見る開発マネージャー

EM(エンジニアリングマネージャー)として、人数が急に増えているアプリ・Webサービスの開発組織を束ねます。急成長期は、1つだったチームを複数に分けたり、新しく入った人が早く力を出せる仕組み(スケーリング=人数や事業規模が増えても回るように仕組みを広げること)を作ったりする仕事が中心です。評価制度(メンバーの成果や成長を判断する基準と手順)の整備や、増員に向けた採用計画づくりなど、「仕組みで組織を回す」比重が大きくなります。コードを書く側のエンジニアと違い、複数チームの採用・評価・配置をどう組み立てるかが成果になります。

未経験からの難易度 マネジメント経験が重視される

求人では複数名のチームを率いた経験や、評価・採用の実務経験を求める例が多い

働き方の傾向 やや忙しめ

月の残業は目安20〜35時間程度(IT業界の平均は月16〜23時間程度という調査があり、採用面接や会議が集中する分、上振れしやすい)

年収の中央値(参考) 900万円〜1100万円

求人の中心的なレンジ。管掌する人数や役職により、さらに上振れすることもある

業務内容
  • チームの分割と人員配置(人数が増えて意思疎通が難しくなったチームを分け、それぞれの担当範囲を決める)
  • 評価制度・等級(役割と期待値を段階に分けた表)の整備と、評価面談の運用
  • 採用計画づくりと、面接を担当できるメンバーを増やすための面接官研修
  • 新しくリーダーになったメンバーへのマネジメント指導(1on1=上司と部下が1対1で話す面談の進め方など)
具体的な業務イメージ

午前は複数チームのリーダーとの定例会議で、各チームの進み具合や困りごとを確認します。午後は採用面接や、評価制度の見直しに向けた打ち合わせ、新しくリーダーになったメンバーとの1on1を行い、夕方にPdM(「何を作るか」を決める担当)や人事部門と人員計画を調整する、という流れが一例です。

担当範囲は体制によって差が大きく、数名のチームを複数見る形から、リーダーを通じて十数名以上を見る形まで幅があります。直接話せる人数に限りがあるため、リーダーを育てて任せていく動き方が増えていきます。

成果物とツールの対応では、人員計画や評価結果の集計にはExcel(またはスプレッドシート)での数値整理、評価制度の説明や経営陣への報告にはPowerPointでの構成力、開発の進み具合の把握にはタスク管理ツール(作業の一覧と進み具合を管理するツール)の見方が必要です。

この仕事のやりがい
  • 自分が作った評価や配置の仕組みが、組織全体に広がっていく手応え
  • 育てたリーダーが次のチームを任されて活躍する姿を見られる
  • 会社の急成長を、組織づくりの面から直接支えている実感
向いている人
  • 個人の頑張りより、仕組みや制度で組織を良くすることに面白さを感じる人
  • 異なる考えを持つ複数のチームリーダーと、粘り強く調整できる人
  • 変化の速い環境で、仕組みを作り直し続けることを楽しめる人
向いていない人
  • 少人数のチームで、現場に近い距離感で仕事をしたい人
  • 一度決めたルールを長く安定して運用したい人
  • 制度の説明や調整といった、地道な対話に時間を使うことが苦手な人
つまずきやすいポイント
  • チームごとに評価の基準や進め方がバラバラになり、メンバーから不公平感が出やすい
  • 採用のペースが組織の成長に追いつかず、既存メンバーの負担が増えることがある
  • 組織が大きくなるにつれ、現場の細かい様子が見えにくくなる
必要スキル
評価制度の設計・運用力 採用計画の立案力 リーダー育成力 複数チームの調整力 人員計画の数値整理力
その後のキャリアパス例
  • VPoE(開発組織全体の責任者)へ
  • 大手企業の開発部門責任者へ

🎮 この職種を疑似体験

開発チームが3つに増え、チームごとに評価のつけ方がバラバラで、メンバーから「隣のチームと基準が違う」という不満が出ています。あなたの次の一手は?

実務ではこう対応することが多いです

基準を各チームに任せたままだと、チームごとの差が広がり、不公平感がさらに強まりやすいです。複数チームを束ねるEMには、基準をそろえる役割が期待されます。

実務ではこう対応することが多いです

数えやすい数字だけで評価すると、チームへの貢献や後輩の支援など、数字に出にくい働きが評価されにくくなります。成果と役割の両面で見る基準を作ることが多いです。

実務ではこう対応することが多いです

人事部門は制度の枠組みや運用を支えますが、エンジニアの仕事の中身を踏まえた評価の目安は、現場を知るEMが中心になって作る必要があります。人事と協力しながら進めるのが一般的です。

◎ それが実務でも評価される対応です

リーダー同士で目安をすり合わせ、等級ごとの期待を文書にして共有すると、納得感のある評価につながります。仕組みで組織を回すという、急成長期のEMならではの動き方です。

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