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エンジニアリングマネージャーという仕事拡大するサービスを支える基盤組織の育成役

急成長期 × 基盤・インフラ系チーム

拡大するサービスを支える基盤組織の育成役

代表例 急成長企業のSRE(サービスが止まらず安定して動くよう、監視や自動化の仕組みを作って運用するエンジニア)チームEM(エンジニアチームの採用・育成・体制づくりを担う管理職) プラットフォームチーム(開発者が使う共通の開発・公開環境を提供するチーム)のマネージャー

EM(エンジニアリングマネージャー)として、利用者の増加に合わせて大きくなる基盤チームを率います。基盤チームとは、サーバーやクラウド環境、開発者が使う共通の仕組みを整えてサービスが止まらないようにするチームのことです。急成長期は、アクセスの増加への対応と、基盤を担うエンジニアの採用・育成を同時に進める必要があり、チームを役割ごとに分けたり、プロダクト開発チームからの依頼を整理したりする「組織の設計」の比重が大きくなります。コードを書く側のSREエンジニアと違い、チーム全体の役割分担と優先順位に責任を持つ立場です。

未経験からの難易度 インフラ経験+マネジメント経験が重視される

求人では3年以上のエンジニアリングマネジメント経験(1on1=上司と部下が定期的に1対1で話す面談、評価・採用など)を条件にする例がある

働き方の傾向 やや忙しめ

月の残業は目安20〜35時間程度(IT業界の平均は月16〜23時間程度という調査があり、障害時の緊急対応の当番がある分、上振れしやすい)

年収の中央値(参考) 900万円〜1100万円

求人の中心的なレンジ。管掌範囲や役職により上振れすることもあり、企業により上下

業務内容
  • 基盤チームの役割分担の設計(例: サービスの安定運用を担うSREチームと、開発者が使う共通の開発・公開環境を提供するプラットフォームチームに分ける)
  • SLO(サービスの品質目標。例: 1か月の稼働率99.9%以上)を、プロダクト開発チームと話し合って決める
  • プロダクト開発チームからの依頼を受ける窓口づくりと、対応の優先順位の基準づくり
  • 基盤エンジニアの採用、メンバーの目標設定・1on1(上司と部下が1対1で話す面談)・評価
具体的な業務イメージ

午前は障害やアラート(異常を知らせる通知)の状況確認と、基盤チームの朝会が中心です。午後はプロダクト開発チームとの依頼の優先順位調整、採用面接、メンバーとの1on1を行い、夕方に障害後の振り返り(ポストモーテム=原因と再発防止策をまとめる会)に参加する、といった流れが一例です。

チームの規模は体制によって差が大きく、数名のチームを複数に分けて見る形が多いです。障害対応の当番(オンコール=サービスが止まった時に呼び出される当番)の表づくりや、負担の偏りを確認するのもEMの仕事になります。

成果物とツールの対応では、依頼の受付状況や対応の遅れの把握にはタスク管理ツール(作業の一覧と進み具合を管理するツール)、品質目標の達成状況の報告にはスライド資料、採用・人員の計画にはスプレッドシートでの数値整理が必要です。

この仕事のやりがい
  • 利用者が何倍にも増えても、サービスが問題なく動き続けることを支えている実感
  • 属人的だった基盤の運用が、仕組みとチームに置き換わっていく手応え
  • 基盤エンジニアが成長し、次のリーダーとして育っていく姿を見られる
向いている人
  • 依頼の優先順位について、事業側と冷静に交渉できる人
  • 一人の頑張りに頼らず、仕組みで安定を作ることに関心がある人
  • 障害時にも感情的にならず、チームを落ち着かせられる人
向いていない人
  • 目の前の技術課題を自分の手で解決することに一番のやりがいを感じる人
  • 依頼を断ったり優先順位を伝えたりする場面に強い抵抗がある人
  • 緊急時の連絡や判断を求められる場面を避けたい人
つまずきやすいポイント
  • プロダクト開発チームからの依頼が山積みになり、基盤の改善が後回しになりやすい
  • 採用が成長に追いつかず、既存メンバーに当番の負担が集中しやすい
  • 技術面の判断を担うリーダーとの役割が曖昧になり、迷いやすい
必要スキル
組織設計力 クラウド・インフラの基礎理解 事業側との優先順位の交渉力 採用・評価の実務力 障害時の指揮力
その後のキャリアパス例
  • VPoE(開発組織全体の責任者)・CTO(最高技術責任者)へ
  • 大手企業の基盤組織の責任者へ

🎮 この職種を疑似体験

サービスの利用者が急に増え、複数のプロダクト開発チームから基盤チームへの依頼が山積みです。メンバーは「どれから手を付ければいいのか分からない」と困っています。あなたの次の一手は?

◎ それが実務でも評価される対応です

窓口と優先順位の基準を作り、事業側と合意することで、メンバーが迷わず動け、依頼する側にも対応の見通しが伝わります。仕組みでチームを守るという、急成長期の基盤EMらしい動き方です。

実務ではこう対応することが多いです

来た順に全て引き受けると、緊急性や効果の大きさに関係なく作業が増え、メンバーが疲弊しやすくなります。優先順位の基準を作って判断するのが一般的です。

実務ではこう対応することが多いです

理由を説明せずに断ると、事業側との関係が悪くなり、基盤改善の重要性を理解してもらいにくくなります。断る場合も、基準と代替案を示して合意を取る形が多いです。

実務ではこう対応することが多いです

EMが一人で抱え込むと、一時的には片付いても同じ状況が繰り返され、自分もメンバーも消耗しやすくなります。仕組みを変えて、チームで回せる状態を目指すのが基本です。

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