エンジニアリングマネージャーという仕事拡大するサービスを支える基盤組織の育成役
EM(エンジニアリングマネージャー)として、利用者の増加に合わせて大きくなる基盤チームを率います。基盤チームとは、サーバーやクラウド環境、開発者が使う共通の仕組みを整えてサービスが止まらないようにするチームのことです。急成長期は、アクセスの増加への対応と、基盤を担うエンジニアの採用・育成を同時に進める必要があり、チームを役割ごとに分けたり、プロダクト開発チームからの依頼を整理したりする「組織の設計」の比重が大きくなります。コードを書く側のSREエンジニアと違い、チーム全体の役割分担と優先順位に責任を持つ立場です。
求人では3年以上のエンジニアリングマネジメント経験(1on1=上司と部下が定期的に1対1で話す面談、評価・採用など)を条件にする例がある
月の残業は目安20〜35時間程度(IT業界の平均は月16〜23時間程度という調査があり、障害時の緊急対応の当番がある分、上振れしやすい)
求人の中心的なレンジ。管掌範囲や役職により上振れすることもあり、企業により上下
午前は障害やアラート(異常を知らせる通知)の状況確認と、基盤チームの朝会が中心です。午後はプロダクト開発チームとの依頼の優先順位調整、採用面接、メンバーとの1on1を行い、夕方に障害後の振り返り(ポストモーテム=原因と再発防止策をまとめる会)に参加する、といった流れが一例です。
チームの規模は体制によって差が大きく、数名のチームを複数に分けて見る形が多いです。障害対応の当番(オンコール=サービスが止まった時に呼び出される当番)の表づくりや、負担の偏りを確認するのもEMの仕事になります。
成果物とツールの対応では、依頼の受付状況や対応の遅れの把握にはタスク管理ツール(作業の一覧と進み具合を管理するツール)、品質目標の達成状況の報告にはスライド資料、採用・人員の計画にはスプレッドシートでの数値整理が必要です。
🎮 この職種を疑似体験
サービスの利用者が急に増え、複数のプロダクト開発チームから基盤チームへの依頼が山積みです。メンバーは「どれから手を付ければいいのか分からない」と困っています。あなたの次の一手は?
◎ それが実務でも評価される対応です
窓口と優先順位の基準を作り、事業側と合意することで、メンバーが迷わず動け、依頼する側にも対応の見通しが伝わります。仕組みでチームを守るという、急成長期の基盤EMらしい動き方です。
実務ではこう対応することが多いです
来た順に全て引き受けると、緊急性や効果の大きさに関係なく作業が増え、メンバーが疲弊しやすくなります。優先順位の基準を作って判断するのが一般的です。
実務ではこう対応することが多いです
理由を説明せずに断ると、事業側との関係が悪くなり、基盤改善の重要性を理解してもらいにくくなります。断る場合も、基準と代替案を示して合意を取る形が多いです。
実務ではこう対応することが多いです
EMが一人で抱え込むと、一時的には片付いても同じ状況が繰り返され、自分もメンバーも消耗しやすくなります。仕組みを変えて、チームで回せる状態を目指すのが基本です。
この職種で転職を考えたら
相性の良い転職エージェントは人によって違います。求人の量や、担当者との相性を見るためにも、2〜3社まとめて登録しておくのがおすすめです。
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