エンジニアリングマネージャーという仕事分業された大規模基盤組織の統括役
EM(エンジニアリングマネージャー)として、大企業の基盤組織を統括します。基盤組織とは、サーバーやクラウド環境、開発者が使う共通の仕組みを整えてサービスが止まらないようにする組織のことです。大手では、運用保守・クラウド基盤・セキュリティなどチームが細かく分業されており、EMは複数のチームの連携、運用を委託している外部会社の管理、予算の管理、障害時の指揮といった「全体の安定運用」に責任を持ちます。コードを書く側のSREエンジニアと違い、組織全体の役割分担とリスク管理が仕事の中心です。
インフラの実務経験に加え、複数チームや外部委託先を見た経験が評価されやすい
月の残業は目安15〜30時間程度(IT業界の平均は月16〜23時間程度という調査があり、平常時は役割分担で下振れ、大きな障害時は上振れしやすい)
情報が少なく参考程度。SRE・インフラ領域のマネージャー求人を参考にした目安で、企業規模や職位により上下
午前は夜間の障害やアラート(異常を知らせる通知)の確認と、各チームのリーダーとの定例会議が中心です。午後は外部の運用委託会社との打ち合わせ、メンバーとの1on1(上司と部下が定期的に1対1で話す面談)や評価面談、予算の確認を行い、夕方に上長への報告資料を作る、といった流れが一例です。
統括する組織の規模は企業によって大きく異なり、複数のチームと外部委託先を合わせて見る形が多いです。障害の対応は、現場の担当者が復旧し、EMは関係部署への連絡や状況報告、判断の取りまとめを担うのが一般的です。
成果物とツールの対応では、障害後の振り返り(ポストモーテム=原因と再発防止策をまとめた文書)は文書ツール、予算とクラウド費用の管理はExcelでの数値整理、経営層や上長への報告はPowerPointでの資料構成が必要です。
🎮 この職種を疑似体験
夜間に大きな障害が発生しました。運用保守チームとクラウド基盤チーム、外部の運用委託会社がそれぞれ「自分たちの担当ではないはず」と言い合い、対応が止まっています。あなたの次の一手は?
実務ではこう対応することが多いです
責任の議論を待つ間にも、サービスの停止が続き、影響が広がってしまいます。障害時はまず復旧を優先し、責任の整理は落ち着いてから行うのが一般的です。
◎ それが実務でも評価される対応です
復旧を最優先に指揮を取り、再発防止として連絡経路と役割分担を明文化するのは、分業が進んだ大規模組織のEMに期待される動きです。個人の責任追及ではなく、仕組みの改善に結びつけるのが基本です。
実務ではこう対応することが多いです
障害の最中に責任を追及すると、報告が遅れたり事実が隠されたりして、原因の特定がかえって難しくなることがあります。責任の追及ではなく、原因と仕組みに目を向ける振り返りが一般的です。
実務ではこう対応することが多いです
EMが現場作業に集中すると、関係部署への連絡や状況報告、判断の取りまとめが止まってしまいます。復旧作業は担当者に任せ、全体の指揮に専念するのが役割分担として一般的です。
この職種で転職を考えたら
相性の良い転職エージェントは人によって違います。求人の量や、担当者との相性を見るためにも、2〜3社まとめて登録しておくのがおすすめです。
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