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証券・資産運用会社のミドル・バックオフィスという仕事ファンドアドミニストレーション担当

ファンド管理・計理 × 資産運用会社

ファンドアドミニストレーション担当

代表例 資産運用会社(投資家から預かったお金を株式や債券などで運用する会社)のファンドアドミニストレーション(ファンドの計理・事務を担う業務)担当 不動産ファンド(オフィスビルなど不動産に投資するファンド)の資産運用会社のファンド管理担当

運用しているファンドの会計処理、基準価額(投資信託の1口あたりの値段)の算出、投資家への報告までを、運用部門とは別の立場で管理する仕事です。運用を実際に行うチームと、お金を保管する銀行(カストディアン)や事務を受託する会社との間に立ち、数字を整えて確定させる役割を担います。扱うファンドの種類は、投資信託のほか、不動産や未公開企業(株式を証券取引所に上場していない企業)への投資ファンドなど会社によって幅があります。

未経験からの難易度 業界経験があると有利

監査法人や事業会社の経理経験が評価される求人がある。英語力が求められる外資系・ファンド系では上がる

働き方の傾向 月次・決算期に波がある

月の残業は目安15〜25時間程度。資産運用会社そのものの数値は見つからず、証券会社の求人票(月平均19〜22時間の例)や大手証券の全社平均(月28〜35時間程度という比較記事)を近い職種の目安にした。売買の締めに追われる度合いが小さい分、やや下振れしやすい一方、決算・投資家報告の時期は上振れしやすい

年収の中央値(参考) 400万円〜600万円

不動産系の資産運用会社で430万〜600万円の求人例がある程度で、情報が少なく参考程度。ファンド系・外資系は大きく上振れすることもある

業務内容
  • ファンドの月次・四半期・年次の決算処理(収益や費用を帳簿に整理して確定する作業)
  • 基準価額(投資信託の1口あたりの値段)の算出と、事務を委託している会社が出した数字のチェック
  • 投資家からの出資の払い込み・分配金の支払いなど、お金の出入りの管理
  • 投資家向けの報告資料(運用状況や財務の数字)の作成
具体的な業務イメージ

1日の流れは、午前に前日の取引やお金の動きの確認、午後に委託先(ファンドの計算を代行する会社)から届いた計算結果のチェックと、運用チームからの問い合わせ対応、夕方以降に月次資料の作成や翌日の準備、という流れが多いです。月末・四半期末は決算作業が中心になり、投資家への報告期限に向けて作業が集中します。

規模感として、担当ファンドの本数や投資家の数は、ファンドの種類(投資信託か、不動産・未公開企業向けのファンドか)により大きく異なります。投資家が数十社の私募ファンド(少人数の投資家向けのファンド)もあれば、一般の個人が多数購入する投資信託もあります。

成果物とツールは、決算資料や基準価額の検算には簿記・会計の知識とExcelでの数値管理、投資家向け報告資料にはPowerPointやWordで数字を分かりやすくまとめる力が結びつきます。外資系では英語でのやり取りも出てきます。

この仕事のやりがい
  • 運用チームが成果を出せる土台として、数字面から運用を支えている実感
  • ファンドの仕組みや投資家の関心を、会計の視点から深く理解できる
  • 専門性が積み上がり、他の運用会社やファンド系の会社でも通用する力になる
向いている人
  • 数字の整合性を、根拠まで遡って確かめる習慣のある人
  • 運用チームや委託先など、社内外の相手と調整しながら進められる人
  • 決算の時期に作業が集中しても、段取りで乗り切れる人
向いていない人
  • 投資の判断や運用そのものに携わりたい人
  • 数字の確認作業の繰り返しに退屈さを感じやすい人
  • 委託先に任せきりで、自分では中身を確認したくない人
つまずきやすいポイント
  • 委託先の計算結果を確認する立場のため、数字の理屈を自分で理解していないと指摘ができない
  • 決算期は投資家への報告期限が重なり、作業が集中しやすい
  • ファンドの種類が多様で、種類ごとの会計ルールの学習に時間がかかる
必要スキル
簿記・会計の知識 Excelでの数値管理 委託先・運用チームとの調整力 報告資料の作成力 英語(外資系・ファンド系で歓迎)
その後のキャリアパス例
  • ファンドオペレーション(ファンドの事務全般)の責任者(管理職)へ
  • ファンド系(未公開企業に投資する会社など)・外資系の運用会社の管理部門へ
  • リスク管理やパフォーマンス測定など、ミドル・バックオフィスの別領域へ

🎮 この職種を疑似体験

月次の残高照合で、保管銀行(カストディアン)の記録と自社の記録で、ある銘柄の保有数量だけが合いません。あなたの次の一手は?

実務ではこう対応することが多いです

保管銀行の記録が常に正しいとは限らず、自社側の約定の入力漏れが原因のこともあります。根拠を確認しないまま書き換えると、誤りが残ったままになりかねません。

実務ではこう対応することが多いです

1銘柄の差でも、他の数字や基準価額に波及することがあります。照合対象から外すのではなく、原因を特定してから報告に進む流れが基本です。

◎ それが実務でも評価される対応です

履歴を遡って根拠を確認し、必要な相手に問い合わせて、記録を残す対応が実務の基本です。数字の整合性を根拠まで確かめ、社内外の相手と調整できる人が、このパターンで評価されます。

実務ではこう対応することが多いです

運用チームは売買の判断が仕事で、記録の突き合わせは計理側の役割です。調査はこちらで進め、運用側には確認が必要な点だけを具体的に聞くのが一般的です。

相性の良い転職エージェントは人によって違います。求人の量や、担当者との相性を見るためにも、2〜3社まとめて登録しておくのがおすすめです。

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