Jobgation トップページへ戻る

総務という仕事

「総務」は施設管理・安全防災、株主総会・機関運営、文書管理・規程整備、福利厚生・社内イベント企画という性質の異なる仕事の集合体です。同じ担当領域でも上場企業か非上場企業かで求められる専門性や業務の水準が大きく変わります。担当領域と上場区分を選んで、自分に近い総務像を見てみてください。

1条件を選ぶ

担当領域
上場区分

2この組み合わせの傾向

施設管理・安全防災 × 上場企業

施設・BCP管理担当

代表例 オフィス移転・レイアウト担当 BCP(事業継続計画)推進担当 防災・安全衛生管理担当

上場企業の本社・複数拠点のオフィス環境を維持しながら、地震や感染症などの緊急事態が起きても事業を止めない体制、BCP(事業を継続するための計画)を整備する仕事です。拠点数が多い分、什器・設備の入れ替えやオフィス移転などの大型プロジェクトを任されることもあり、防災訓練の実施や災害備蓄品の管理といった日常の安全対策も欠かせません。

未経験からの難易度 業界経験があると有利

設備管理やビルメンテナンスの実務経験があると即戦力として評価されやすい

働き方の傾向 落ち着いている

月の残業は目安10〜20時間程度。突発対応(設備トラブル等)はあるが、月次の定型業務が中心でスケジュールは読みやすい

年収の中央値(参考) 500万円〜700万円

求人の中心的なレンジ。拠点数の多い企業や防災管理者資格の保有者はさらに上振れすることもある

業務内容
  • 複数拠点のオフィス什器・空調・セキュリティ設備の保守手配(例: 故障した空調の修理業者を手配する、入退室用のICカードを管理する)
  • BCP(事業継続計画)の策定・見直し(例: 大地震が起きた際に社員がどう避難し、どの業務を優先して再開するかを文書にまとめる)
  • 年1〜2回の防災訓練の企画・実施(避難経路の確認、消火器の使い方講習など)
  • 災害備蓄品(水・食料・簡易トイレ等)の在庫管理と入れ替え
  • オフィス移転・レイアウト変更プロジェクトの推進(引っ越し業者や内装業者との調整)
具体的な業務イメージ

複数拠点(数拠点〜数十拠点)の設備トラブル対応窓口を兼ねており、故障連絡が入るとその都度、修理業者の手配や代替対応を調整します。BCP(事業継続計画)の文書はWordで作成し、災害時の避難フローや優先業務の一覧を定期的に見直します。設備の保守契約や備蓄品の在庫管理にはExcelの台帳が使われ、年1〜2回の防災訓練は避難経路の確認から消火器の使い方講習まで、当日の進行台本も含めて自分で組み立てます。オフィス移転のような大型プロジェクトが動く時期は、内装業者・引っ越し業者との調整が一気に増えます。

この仕事のやりがい
  • 自分が整備した防災体制が、実際の災害時に社員の安全を守る手応え
  • オフィス移転など、目に見える形でオフィス環境を変えられる達成感
  • 拠点が多い分、全社的な視点で会社を支えている実感を持ちやすい
向いている人
  • 地図や図面を見ながら段取りを組むのが得意な人
  • 「もしも」に備えて先回りして準備するのが好きな人
  • 複数の業者・部署を同時に調整するのが苦にならない人
向いていない人
  • 一つのことにじっくり専念したい人(同時並行のタスクが多いため)
  • 起きるかどうか分からないことへの備えに、モチベーションを感じにくい人
  • 現場に出向くより、デスクワークに専念したい人
つまずきやすいポイント
  • 防災訓練や備蓄品管理は成果が見えにくく、後回しにされがちな社内の空気と向き合う必要がある
  • 拠点や部署が多いほど、要望の取りまとめや調整に時間がかかる
  • 設備の不具合は予告なく起きるため、急な対応に追われることがある
必要スキル
施設・設備管理の知識 BCP(事業継続計画)の策定力 複数業者との折衝力 プロジェクト進行管理力 安全衛生に関する知識
その後のキャリアパス例
  • 施設管理・ファシリティマネジメント(建物や設備を経営視点で管理する専門分野)の専門職へ
  • 危機管理・BCP推進の専門部署へ
施設管理・安全防災 × 非上場企業

総務担当(オフィス管理・防災まわり)

代表例 中小企業の総務担当(オフィス管理兼任) 一人総務(庶務・防災訓練担当)

数十人〜数百人規模の非上場企業(株式を証券取引所に公開していない会社)で、オフィスの備品管理や清掃業者とのやり取りから、簡易的な防災訓練の実施まで、施設まわりの業務を幅広く一人、または少人数で担当する仕事です。上場企業のように専任の防災担当がいないことが多く、総務の一業務として日々のオフィス管理と並行して安全対策を進めていきます。

未経験からの難易度 未経験歓迎

専門資格は不要なことが多く、庶務対応の延長として任されるケースが多い

働き方の傾向 波がある

月の残業は目安10〜20時間程度。オフィス移転や設備トラブルが起きたタイミングに業務が集中しやすい

年収の中央値(参考) 350万円〜500万円

総務職全体の求人データを参考にした目安。担当範囲や企業規模により変動

業務内容
  • 文房具・備品の発注や在庫管理(例: コピー用紙や掃除用品が切れないよう定期的に注文する)
  • オフィスの清掃業者・警備会社とのやり取り(例: 清掃の質に問題があれば業者に改善を依頼する)
  • 簡易的な防災訓練や避難経路の周知(例: 年1回、社員向けに避難経路の確認会を開く)
  • 備品の修理・交換手配(例: 壊れた椅子やコピー機の修理業者を呼ぶ)
  • オフィスレイアウトの見直し(座席配置の変更、机の配置換えなど)
具体的な業務イメージ

備品の在庫確認・発注は週次〜月次のルーティンで、在庫リストの管理にはExcelが使われます。清掃業者や警備会社との契約・日常的なやり取りも担当し、清掃の質に問題があれば直接改善を依頼するなど、業者対応の窓口を一手に引き受けます。防災訓練は年1回程度、避難経路の周知や簡単な確認会という形で実施することが多く、上場企業のような大掛かりなBCP文書の整備までは求められないことが一般的です。専任の担当者がいない分、備品の修理手配からオフィスレイアウトの見直しまで、思いついた課題にその都度対応していくスタイルになります。

この仕事のやりがい
  • 会社の「縁の下の力持ち」として、働く環境を自分の手で整えられる
  • 少人数体制のため、自分の工夫や改善がすぐ職場に反映される
  • 幅広い業務を通じて、総務としての実務経験を一気に積める
向いている人
  • 決まった専門部署がない中で、自分で優先順位をつけて動ける人
  • 細かい庶務作業をコツコツこなすのが苦にならない人
  • 社員から頼られる「何でも屋」的なポジションに抵抗がない人
向いていない人
  • 一つの専門分野を深く極めたい人
  • 予算や人手が限られる中で工夫する状況にストレスを感じる人
  • 専門知識が求められる場面で、相談できる先輩がいないと不安になりやすい人
つまずきやすいポイント
  • 予算が限られており、理想的な安全対策を実現しにくいことがある
  • 総務以外の業務(経理補助や庶務など)も兼任し、業務範囲が膨らみやすい
  • 防災の専門知識を独学で身につける必要があり、最初は手探りになりやすい
必要スキル
庶務・備品管理力 業者対応・交渉力 基本的な防災知識 マルチタスク管理力 臨機応変な対応力
その後のキャリアパス例
  • 総務全般を統括するマネージャー職へ
  • 上場企業・大手企業の専任の施設管理職への転身も
株主総会・機関運営 × 上場企業

株主総会・機関運営担当

代表例 株主総会運営担当 IR(投資家向け広報)資料連携担当 取締役会事務局担当

上場企業の株主総会を、法律で定められた手続きに沿って準備・運営する仕事です。招集通知(株主に総会の日時や議題を知らせる正式な書類)の作成、株主からの質問を想定した「想定問答」の準備、当日の会場運営まで一連の流れを担当します。取締役会など他の会議体の事務局(日程調整や議事録作成)を兼ねることも多く、法務部門やIR部門と連携しながら、会社の重要な意思決定を裏側から支える仕事です。

未経験からの難易度 業界・実務経験推奨

会社法や株式実務の知識が前提として求められることが多い

働き方の傾向 やや忙しめ

月の残業は目安20〜30時間程度(総会準備期以外は落ち着いている)。株主総会が集中する時期(3月決算企業なら6月前後)は準備業務が急増する

年収の中央値(参考) 550万円〜750万円

求人の中心的なレンジ。上場準備企業やグループ全体を統括するポジションはさらに上振れすることもある

業務内容
  • 招集通知(株主に総会の日時・議題を知らせる正式な書類)の作成・発送手配
  • 株主からの質問を予測して回答を準備する「想定問答」の作成(例: 業績が悪化した理由を聞かれたときにどう答えるかをあらかじめ用意する)
  • 総会当日の会場設営・進行台本(シナリオ)の作成、司会や役員のリハーサル調整
  • 取締役会・監査役会など各種会議体の日程調整、資料取りまとめ、議事録作成
  • 法務部門やIR(投資家向け広報)部門と連携した開示資料のすり合わせ
具体的な業務イメージ

株主総会シーズン(3月決算企業なら6月前後)に向けて、3〜4ヶ月前から招集通知の原稿作成、想定問答集の準備を進めます。想定問答は過去の質問傾向や当期の業績・トピックを踏まえて数十〜100問規模を用意することもあり、WordExcelで管理します。総会当日の進行台本(シナリオ)作成やリハーサルの調整も担当し、台本通りに進まない場面に備えて役員への質問想定の共有も入念に行います。取締役会など他の会議体の事務局を兼ねる場合は、月1回程度のペースで日程調整・資料取りまとめ・議事録作成のサイクルが続きます。

この仕事のやりがい
  • 会社の一年で最も重要な意思決定の場を、裏方として支えている実感
  • 法律や実務の専門知識が積み上がり、会社法まわりのプロフェッショナルとして評価される
  • 総会が無事に終わったときの、チーム一丸となった達成感
向いている人
  • 細かいルールや手続きを正確に守ることが得意な人
  • 想定外の質問にも冷静に備える、先読み思考ができる人
  • 役員など社内の重要人物と落ち着いてやり取りできる人
向いていない人
  • 決まった手続きより、自由な発想で動く仕事を好む人
  • 法律や規則を読み込む地道な作業が苦手な人
  • 年に一度の繁忙期に業務が集中することに抵抗がある人
つまずきやすいポイント
  • 会社法などの専門知識を体系的に学ぶ必要があり、最初は覚えることが多い
  • 総会当日は台本通りに進まないこともあり、瞬時の判断力が求められる
  • 繁忙期(総会シーズン)は他部署との調整業務が重なり、負荷が高くなりやすい
必要スキル
会社法・株式実務の知識 文書作成の正確性 想定問答の作成力 部門間の調整力 当日運営のマネジメント力
その後のキャリアパス例
  • コーポレートガバナンス・法務の専門職へ
  • IR(投資家向け広報)部門への異動も
株主総会・機関運営 × 非上場企業

機関運営担当(株主総会・取締役会)

代表例 非上場企業の株主総会・取締役会運営担当 総務(法務兼任)の機関運営担当

非上場企業(株式を証券取引所に公開していない会社)で、株主総会や取締役会など会社の意思決定機関の運営を担当する仕事です。株主数が限られているため上場企業ほど大がかりな準備は不要なことが多いものの、招集通知や議事録の作成など会社法で定められた基本的な手続きは欠かせません。総務や法務の業務と兼任することが多く、会社運営の土台を支える役割です。

未経験からの難易度 業界経験があると有利

会社法の基礎知識があると採用で有利だが、入社後に学べる会社も多い

働き方の傾向 落ち着いている

月の残業は目安10〜15時間程度。総会シーズン以外は比較的スケジュールが読みやすい

年収の中央値(参考) 400万円〜600万円

求人の中心的なレンジ。総務・法務業務との兼任範囲により変動

業務内容
  • 株主総会の招集通知(株主に日時・議題を知らせる書類)の作成
  • 取締役会の日程調整、議案書の準備、議事録の作成
  • 登記関連書類の作成・法務局への提出補助(例: 役員が変わった際に必要な変更登記の書類を整える)
  • 株主名簿の管理(株主の情報を正確に記録・更新する)
  • 会社設立や増資などのタイミングでの臨時株主総会の準備
具体的な業務イメージ

非上場企業では株主数が限られるため、株主総会の準備は上場企業ほど大掛かりではなく、招集通知の作成・発送も少人数向けにシンプルに進められます。取締役会は月1回程度のペースで開催されることが多く、議案書の準備や議事録作成にはWordが使われます。役員変更や増資があった際は、法務局に提出する変更登記書類の作成補助も担当し、株主名簿の更新など会社法で定められた記録管理を正確にこなす必要があります。総務や法務の他業務と兼任することが多く、機関運営の業務量自体はそれほど大きくないものの、法的な正確性を欠かせない緊張感があります。

この仕事のやりがい
  • 会社の意思決定の根幹に関わる、責任ある仕事を任される
  • 法務・会社法の実務知識を、実践を通じて幅広く身につけられる
  • 少人数体制のため、経営陣と近い距離で仕事ができる
向いている人
  • 正確な書類作成やルールに沿った手続きを、粘り強く進められる人
  • 法律や制度を調べながら仕事を進めることに抵抗がない人
  • 経営層とのやり取りに慣れていきたい人
向いていない人
  • 誰かに教わりながら進める環境を好む人(相談相手が少ないことが多いため)
  • 単調に感じられる書類作成業務が苦手な人
  • 総務・法務以外の専門分野に集中したい人
つまずきやすいポイント
  • 会社法の知識を独学で身につける必要があり、最初は分からないことが多い
  • 専任の担当者がおらず、判断に迷っても相談できる先輩がいないことがある
  • 総会や取締役会のタイミングだけ業務が集中し、繁閑の差が出やすい
必要スキル
会社法の基礎知識 議事録・文書作成力 登記手続きの知識 スケジュール管理力 経営陣との調整力
その後のキャリアパス例
  • 上場準備(IPO)を目指す企業の機関運営専門職へ
  • 法務部門への異動・転身も
文書管理・規程整備 × 上場企業

コーポレートガバナンス対応担当

代表例 コーポレートガバナンス対応担当 グループ規程整備担当

上場企業に求められる「コーポレートガバナンス(会社が健全に運営されるよう監督・統制する仕組み)」の観点から、社内規程やグループ会社共通のルールを整備する仕事です。証券取引所が求める報告書の作成に関わったり、法改正のたびに規程を見直したりと、会社全体の「守りの仕組み」を専門的に扱います。契約書や重要書類の管理体制を整えることも重要な役割です。

未経験からの難易度 業界・実務経験推奨

法務・総務での実務経験、会社法やコンプライアンスの知識が前提として求められることが多い

働き方の傾向 落ち着いている

月の残業は目安10〜20時間程度。規程改定のタイミング以外は比較的スケジュールが読みやすい

年収の中央値(参考) 600万円〜800万円

求人の中心的なレンジ。グループ全体を統括するポジションはさらに上振れすることもある

業務内容
  • 社内規程・グループ会社共通ルールの新設・改定(例: 在宅勤務制度を新設する際に、対象範囲や申請方法をルール化する)
  • コーポレートガバナンス報告書(証券取引所に提出する、会社の統治体制をまとめた書類)の作成補助
  • 契約書・重要書類の管理体制の整備(例: どの契約書を誰がいつまで保管するかのルールを決める)
  • 法改正に合わせた社内規程の見直し(例: 法律が変わった際に就業規則や各種規程を最新の内容に更新する)
  • グループ会社への規程周知・運用状況の確認
具体的な業務イメージ

コーポレートガバナンス報告書(証券取引所への提出書類)は年1回の更新が基本ですが、規程の新設・改定は法改正や社内制度の変更に応じて随時発生し、年間で数件〜十数件のペースになることもあります。規程文書の作成にはWord、関連部署への影響範囲の整理にはExcelが使われることが多く、1つの規程改定でも関係部署(人事・法務・経理等)との合意形成に数週間〜数ヶ月かかることがあります。グループ会社が多い企業では、改定した規程を各社に周知し、運用状況を確認するフォローアップも継続的な業務になります。

この仕事のやりがい
  • 会社全体の「守りの仕組み」を専門知識で支えているという責任と誇り
  • 法改正や社会情勢の変化にいち早く対応し、会社をリスクから守れたときの手応え
  • ガバナンス(企業統治)の専門性が、社内外で高く評価されやすい
向いている人
  • 法律や規則を読み込み、正確に文書へ落とし込むのが得意な人
  • 会社全体を俯瞰して「あるべきルール」を考えられる人
  • 地道な見直し作業をコツコツ継続できる人
向いていない人
  • スピード重視で、即断即決の仕事を好む人
  • 法律や規程を読む地道な作業に苦手意識がある人
  • グループ会社など多方面との調整を負担に感じる人
つまずきやすいポイント
  • 規程改定は関係部署との合意形成に時間がかかりやすい
  • 法改正のたびに専門知識をアップデートし続ける必要がある
  • グループ会社が多いほど、足並みをそろえるための調整コストが大きい
必要スキル
コーポレートガバナンスの知識 社内規程の起案・改定力 法改正へのキャッチアップ力 文書管理の設計力 部門間の合意形成力
その後のキャリアパス例
  • 法務・コンプライアンス(法令遵守)部門の専門職へ
  • グループ全体のガバナンス統括ポジションへ
文書管理・規程整備 × 非上場企業

規程・契約書管理担当

代表例 中小企業の規程整備・契約書管理担当 総務(文書管理兼任)

非上場企業(株式を証券取引所に公開していない会社)で、就業規則をはじめとする社内規程の整備や、契約書・重要書類の管理を担当する仕事です。上場企業のような大がかりなガバナンス体制はまだない会社が多く、「そもそも規程が整っていない」状態から一つずつルールを作っていくことも珍しくありません。総務の他業務と兼任しながら、会社の仕組みを整える土台作りを担います。

未経験からの難易度 業界経験があると有利

労務・法務の基礎知識があると採用で有利だが、実務は入社後に学べることが多い

働き方の傾向 落ち着いている

月の残業は目安10〜15時間程度。規程整備は計画的に進めやすく、繁忙期の波は比較的小さい

年収の中央値(参考) 350万円〜550万円

求人の中心的なレンジ。担当範囲(法務兼任等)により上振れすることもある

業務内容
  • 就業規則・各種社内規程の新規作成や見直し(例: 有給休暇の取り方や経費精算のルールを文書化する)
  • 契約書のひな形作成・管理(例: 取引先と交わす契約書のフォーマットを整え、締結済みの契約書をファイルで一元管理する)
  • 稟議(社内で決裁を得るための申請)フローの整備・運用
  • 社内文書・押印(社判)の管理ルール策定
  • 会社が成長する中で必要になる新しい規程(在宅勤務規程など)の立案
具体的な業務イメージ

就業規則や経費精算ルールなど、そもそも文書化されていない規程を一から作るところから始まることも多く、他社の規程例を参考にしながら自社の実態に合わせて文章を作り込みます。契約書のひな形作成・管理台帳にはExcelが使われることが多く、締結済み契約書をファイルやフォルダで一元管理するルールも自分で設計します。稟議フロー(誰が何を承認すればよいかの流れ)も未整備なことがあり、部署が増えるたびに現場の実態に合わせて見直しが必要になります。総務の他業務と兼任しながら、優先度の高い規程から順番に整備していくスタイルです。

この仕事のやりがい
  • 何もないところから会社のルールを一つずつ形にしていく達成感
  • 整備した規程やルールが、実際に社員の働きやすさにつながる手応え
  • 幅広い実務経験を積め、総務としての専門性の土台を作れる
向いている人
  • ルールや仕組みを一から設計するのが好きな人
  • 地道な文書作成・整理作業をコツコツ続けられる人
  • 会社の成長に合わせて、柔軟にルールを見直していける人
向いていない人
  • 整った制度やマニュアルの中で仕事を進めたい人
  • 契約書や規程など、細かい文言のチェック作業が苦手な人
  • 総務以外の専門分野に専念したい人
つまずきやすいポイント
  • 参考にできる過去の規程や前例がなく、一から調べながら進める負担が大きい
  • 経営陣や現場の意見がまとまらず、規程の内容が二転三転することがある
  • 総務の他業務と兼任するため、規程整備に十分な時間を割きにくい
必要スキル
就業規則・社内規程の知識 契約書管理の実務力 文書作成の正確性 稟議フローの設計力 粘り強い調整力
その後のキャリアパス例
  • 上場準備(IPO)企業の内部統制(不正やミスを防ぐための社内管理体制)担当へ
  • 法務・コンプライアンス(法令遵守)職への転身も
福利厚生・社内イベント企画 × 上場企業

福利厚生・社内イベント企画担当

代表例 大手企業の福利厚生企画担当 社内イベント運営担当

数百人〜数千人規模の社員を対象に、健康診断や慶弔(お祝い事や不幸があった際の対応)制度、社員食堂、保養所といった福利厚生制度を企画・運用する仕事です。全社的な周年イベントや表彰式、社員総会などの企画運営を任されることもあり、制度設計から当日の運営まで幅広く関わります。人数規模が大きい分、一つの施策変更が全社員に影響するため、丁寧な準備が求められます。

未経験からの難易度 業界経験があると有利

イベント運営や制度企画の経験があると評価されやすいが、未経験からのポテンシャル採用もある

働き方の傾向 波がある

月の残業は目安15〜25時間程度。イベント本番前や制度改定の時期は準備業務が集中しやすい

年収の中央値(参考) 450万円〜650万円

求人の中心的なレンジ。イベント専門職やマネージャー職はさらに上振れすることもある

業務内容
  • 福利厚生制度(健康診断、慶弔見舞金、社員食堂補助等)の企画・運用・見直し
  • 周年イベントや表彰式などの全社イベントの企画・運営(例: 会場の手配、進行台本の作成、当日の司会進行の調整)
  • 福利厚生代行サービス(外部業者が提供する割引特典等をまとめたサービス)の導入・運用
  • 社員アンケートをもとにした制度改善(例: 利用率の低い制度を廃止し、要望の多い制度を新設する)
  • 健康経営(社員の健康維持を経営課題として取り組む活動)関連の施策企画
具体的な業務イメージ

周年イベントや表彰式のような全社イベントは、数ヶ月前から会場手配・進行台本の作成を進め、当日は数百人規模の参加者を想定した段取りを組みます。進行台本の作成にはWord、予算管理や社員アンケートの集計にはExcelが使われることが多く、限られた予算の中で外部業者(会場・ケータリング等)と交渉しながら費用を調整します。福利厚生制度の見直しでは、社員アンケートの結果を分析し、利用率の低い制度と要望の多い制度を突き合わせて改善案を作ります。人数規模が大きい分、一部の変更が全社的な反応を呼ぶため、社内周知のタイミングや伝え方にも気を配ります。

この仕事のやりがい
  • 自分が企画したイベントで、社員が楽しんでいる様子を直接見られる
  • 福利厚生制度の改善が、社員の満足度アンケートの数字として表れる
  • 全社員が対象になる仕事のため、会社全体への影響の大きさを実感できる
向いている人
  • 人が喜ぶ企画を考えるのが好きな人
  • 大人数が関わるイベントの段取りを、抜け漏れなく進められる人
  • 社員アンケートなどのデータをもとに、制度を改善していける人
向いていない人
  • 目立つイベントより、地道な事務処理を中心にしたい人
  • 予算内でやりくりする制約に窮屈さを感じる人
  • 当日の急なトラブル対応にストレスを感じやすい人
つまずきやすいポイント
  • 全社員が対象のため、一部の要望に応えると別の層から不満が出ることもある
  • イベント当日は予期しないトラブル(機材の不調、天候など)への対応力が求められる
  • 福利厚生の予算は削減対象になりやすく、限られた予算での工夫が必要になる
必要スキル
イベント企画・運営力 制度設計力 予算管理力 社員アンケートの分析力 外部業者との折衝力
その後のキャリアパス例
  • 健康経営・人的資本経営(人材を資本として捉え、育成や活躍を経営戦略に組み込む考え方)の専門職へ
  • 人事(HR)部門への異動も
福利厚生・社内イベント企画 × 非上場企業

総務(福利厚生・社内報兼任)担当

代表例 中小企業の福利厚生・社内報作成兼任担当 総務(社内広報兼任)

数十人〜数百人規模の非上場企業(株式を証券取引所に公開していない会社)で、慶弔対応や社内懇親会の幹事といった福利厚生まわりの業務を、総務の他業務と兼任しながら担当する仕事です。専任の担当者がいないことが多く、社内報やニュースレターの作成、社内向けの情報発信まで一人で幅広くこなすことも珍しくありません。少人数の会社だからこそ、社員一人ひとりの顔が見える距離感で働きやすさを支えます。

未経験からの難易度 未経験歓迎

専門知識より、社内の様子を気にかけて動けるかどうかが重視されやすい

働き方の傾向 落ち着いている

月の残業は目安5〜15時間程度。イベントや慶弔対応が発生したタイミング以外は比較的落ち着いて働ける

年収の中央値(参考) 300万円〜450万円

情報が少なく参考程度。総務職全体の求人データを参考にした目安

業務内容
  • 慶弔対応(結婚・出産のお祝いや、不幸があった際の対応・手配)の窓口
  • 社内懇親会・忘年会などのイベント幹事(会場手配、案内文の作成、当日の進行)
  • 社内報やニュースレターの作成(例: 新入社員紹介や社内の出来事をまとめた記事を作り、社員向けに配布する)
  • 簡易的な福利厚生制度(誕生日休暇、リフレッシュ休暇等)の運用・周知
  • 社員からの働きやすさに関する相談対応
具体的な業務イメージ

社内報やニュースレターは月1回〜四半期に1回程度のペースで作成することが多く、新入社員紹介や社内イベントのレポート記事を書き、写真を撮り、WordPowerPointでレイアウトを組んで配布します。慶弔対応(お祝い事や不幸があった際の手配)は不定期に発生し、規定に沿ったお祝い金・香典の手配や贈り物の手配窓口を担います。社内懇親会の幹事も兼ねることが多く、会場探しから当日の進行、案内文の作成まで一人でこなすのが一般的です。専任の担当者がいない分、思いついた「社員のためになりそうなこと」を自分の裁量で企画・実行できる自由度があります。

この仕事のやりがい
  • 社員一人ひとりの顔が見える距離感で、感謝の言葉を直接もらいやすい
  • 自分の企画したイベントや社内報で、社内の雰囲気が和やかになる手応え
  • 幅広い業務を通じて、総務としての実務経験を一気に積める
向いている人
  • 社内の人間関係や雰囲気に自然と気を配れる人
  • 文章を書いたり、写真を撮ったりする作業を楽しめる人
  • 一人で複数の業務を同時に進めることに抵抗がない人
向いていない人
  • 一つの専門分野に集中して深めていきたい人
  • 目に見えにくい「雰囲気づくり」の仕事にやりがいを感じにくい人
  • 予算や人手が限られる中で工夫する状況にストレスを感じる人
つまずきやすいポイント
  • 福利厚生や社内報にかけられる予算・時間が限られ、後回しにされがちな社内の空気と向き合う必要がある
  • 一人で担当することが多く、相談できる先輩がいないまま手探りで進めることがある
  • 総務の他業務(庶務や労務のサポートなど)と兼任し、業務範囲が膨らみやすい
必要スキル
慶弔対応の基礎知識 イベント幹事の段取り力 文章作成・社内広報力 気配り・調整力 マルチタスク管理力
その後のキャリアパス例
  • 大手企業の福利厚生・社内広報の専任職への転身も
  • 総務全般を統括するマネージャー職へ

掲載の年収はいずれも各パターンの求人情報から算出した中央値の参考レンジです。経験・スキル・企業規模により変動します。

相性の良い転職エージェントは人によって違います。求人の量や、担当者との相性を見るためにも、2〜3社まとめて登録しておくのがおすすめです。

総合型エージェント

求人数が多く、まず1社目に登録しておきたいタイプ

求人を見る(準備中)
総務・バックオフィス特化エージェント

総務職の求人・選考ノウハウに強いタイプ

求人を見る(準備中)
転職サイト

自分のペースで求人を探したい人向け

求人を見る(準備中)

※求人リンクは現在準備中です。ASPとの提携が完了し次第、実際の求人ページへのリンクに差し替えます。