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デザイナー・クリエイティブという仕事

「デザイナー」はWebデザイン・UI/UXデザイン・グラフィック/DTP(印刷物のデザインデータ制作)・動画/映像という担当領域によって、求められるスキルも仕事の進め方も異なります。同じ領域でも制作会社・広告代理店で複数クライアントを担当するか、事業会社でインハウスとして自社サービスを担当するかで働き方が変わります。担当領域と所属先を選んで、自分に近いデザイナー像を見てみてください。

1条件を選ぶ

担当領域
所属先

2この組み合わせの傾向

Webデザイン × 制作会社・代理店

受託型 Webデザイナー

代表例 Web制作会社デザイナー LP制作担当 コーポレートサイト受託デザイナー

複数のクライアントから依頼されたWebサイトやLP(ランディングページ:広告などをクリックした人が最初に訪れる、商品やサービスへの申し込みを促す1枚完結型のページ)を並行して制作します。デザインだけでなく簡単なコーディング(画面に実際に表示させるためのコードを書く作業)まで一貫して担当することも多く、短期間で様々な業種のデザインに触れられるのが特徴です。

未経験からの難易度 未経験歓迎

LP制作やバナー制作を中心に、未経験可の求人も比較的見つけやすい

働き方の傾向 やや忙しめ

月の残業は目安20〜30時間程度(出版・広告・Web・映像関連のデザイナー全体の平均は月19.2時間という調査あり)。複数案件の納期が重なる時期は残業が発生しやすい

年収の中央値(参考) 350万円〜550万円

求人の中心的なレンジ。案件単価や会社規模により上下

業務内容
  • 複数クライアントから依頼されたWebサイトやLPのデザイン制作
  • 完成見本の画面デザイン(デザインカンプ)をもとにした、HTML/CSSでの簡単なコーディング(例: 文字や画像を実際のブラウザに表示できる形に組み上げる作業)
  • バナー広告や商品画像の作成、既存ページの文言・画像の差し替えといった更新作業
  • クライアントとの打ち合わせで要望をヒアリングし、デザイン案に落とし込む提案
  • 制作ディレクターとの進行確認、納期に合わせたスケジュール管理
具体的な業務イメージ

1人で同時に数件〜十数件のLP・サイト案件を抱えることも珍しくなく、案件ごとに納期・進行フェーズが異なるため、優先順位を常に組み替えながら作業します。デザインカンプの作成にはPhotoshopFigma、簡単なコーディングにはHTML/CSSを使い、1つのデザインに対してクライアントから2〜3回程度の修正依頼が入るのが一般的です。納期直前は複数案件の仕上げが重なりやすく、デザインの手直しと並行してスケジュール調整にも神経を使います。

この仕事のやりがい
  • 様々な業種のクライアントに関わることで、デザインの引き出しが増える
  • 自分がデザインしたサイトが公開され、多くの人の目に触れる達成感
  • 短期間で複数の案件を経験できるため、スキルの成長スピードが速い
向いている人
  • 複数の案件を同時並行で進めるのが得意な人
  • クライアントごとに異なる要望を柔軟に汲み取れる人
  • 新しい業界・商材について都度リサーチするのが苦にならない人
向いていない人
  • 一つのブランド・サービスにじっくり腰を据えて向き合いたい人
  • 短い納期でのタイトなスケジュール管理にストレスを感じやすい人
  • クライアントからの修正依頼に振り回されることに疲れやすい人
つまずきやすいポイント
  • 複数案件が重なると、優先順位づけと進行管理が難しくなる
  • クライアントの要望と自分のデザイン意図がすれ違い、修正が何度も発生することがある
  • 納期直前の仕様変更で、残業や持ち帰り作業が発生しやすい
必要スキル
Illustrator/Photoshopの活用力 HTML/CSSの基礎知識 ヒアリング力 進行管理力 複数案件の並行対応力
その後のキャリアパス例
  • UI/UXデザイナーへの領域拡大
  • 制作会社内のディレクター職、フリーランス・独立へ
Webデザイン × 事業会社インハウス

インハウス Webデザイナー

代表例 自社コーポレートサイト担当 自社ECサイトデザイナー 自社サービスサイト運用担当

自社のコーポレートサイトやECサイト、サービスサイトを継続的に運用・改善します。1つのサイトやブランドに腰を据えて向き合い、更新作業だけでなくABテスト(2パターンのデザインを実際に比較して、どちらが成果につながるか検証する手法)まで含めて育てていく仕事です。

未経験からの難易度 業界経験があると有利

Webデザインの実務経験に加え、成果につながる視点も求められやすい

働き方の傾向 落ち着いている

月の残業は目安15〜25時間程度。継続運用が中心。新商品発売やセール前は業務が集中しやすい

年収の中央値(参考) 500万円〜700万円

求人の中心的なレンジ。EC事業の規模や兼務範囲により変動

業務内容
  • 自社ECサイトの商品ページ制作・更新、セール時のバナー・特集ページの企画制作
  • コーポレートサイトやサービスサイトのデザイン改善、新しいコンテンツページの追加
  • サイトの見やすさ・使いやすさを改善するための調整(例: 画像の容量を軽くして表示を速くする、スマートフォンでも文字やボタンが見やすいように整える)
  • どちらのデザインが成果(申し込み数やクリック数)につながりやすいかを比べるABテストの実施
  • 社内のマーケティング担当・エンジニアとの打ち合わせ、制作の優先順位調整
具体的な業務イメージ

新商品発売やセールのタイミングに合わせて特集ページ・バナーを企画制作するサイクルが基本で、それ以外の期間は既存ページの改善やABテスト(2パターンを比較する検証)に時間を使います。デザイン制作にはFigmaPhotoshopを使い、公開後はアクセス解析ツールで実際の成果(クリック率・申込率)を確認しながら次の改善案を練ります。ABテストは1回あたり2〜4週間程度かけて統計的に意味のある差が出るまで検証するのが一般的で、マーケティング担当・エンジニアとの定例ミーティングで優先順位をすり合わせながら進めます。

この仕事のやりがい
  • 自分が手がけたサイトの成果(売上・問い合わせ数)を数字で確認できる
  • 一つのブランド・サービスを長期的に育てていく手応え
  • マーケティングやエンジニアリングなど周辺知識も含めて専門性を深められる
向いている人
  • 一つのサイト・ブランドに腰を据えて関わりたい人
  • アクセス解析の数字をもとに改善を考えるのが好きな人
  • 社内の他部署と継続的に連携しながら仕事を進められる人
向いていない人
  • 様々な業種・案件に幅広く関わりたい人
  • 数字による効果検証よりも、自由な発想でのデザインを重視したい人
  • 同じサイトを長期間担当することに飽きを感じやすい人
つまずきやすいポイント
  • デザインの良し悪しを成果の数字で評価されるプレッシャーがある
  • 社内の他部署からの依頼が多く、優先順位の調整に時間を取られる
  • 一人で担当する場合、相談できるデザイナー仲間が社内にいないことがある
必要スキル
デザインツール活用力 HTML/CSSの基礎知識 アクセス解析の基礎知識 社内調整力 継続的な改善提案力
その後のキャリアパス例
  • UI/UXデザイナーやマーケティング職への展開
  • インハウスデザインチームのリーダーへ
UI/UXデザイン × 制作会社・代理店

受託型 UI/UXデザイナー

代表例 UI/UX受託会社のデザイナー アプリ制作会社のUIデザイナー システム受託開発会社のUI設計担当

クライアント企業から依頼されたアプリやWebサービスの画面デザイン(UI: ユーザーが直接触れる画面のデザイン)と、使い勝手の設計(UX: サービスを使う中で得られる体験全体の設計)を担当します。要件のヒアリングから画面設計、検証まで、一つのプロジェクト単位で深く関わるのが特徴です。

未経験からの難易度 業界・実務経験推奨

画面設計の考え方や検証の進め方など、専門性が問われやすい

働き方の傾向 やや忙しめ

月の残業は目安20〜30時間程度。プロジェクト単位で進むため、納期前は業務が集中しやすい

年収の中央値(参考) 400万円〜600万円

求人の中心的なレンジ。上流工程(要件定義等)の担当範囲が広いほど上振れすることもある

業務内容
  • クライアントへのヒアリングを通じた要件整理、画面構成の下書き(ワイヤーフレーム: 文字や写真を置く前の、画面の骨組みだけを示した設計図)の作成
  • 実際に操作できる試作品(プロトタイプ)の作成と、それを使ったユーザーテスト(実際の利用者に触ってもらい、迷う箇所や使いにくい箇所を観察・記録する検証)の実施
  • ボタンの配置や文字の大きさなど、画面上の操作しやすさを決める細かい調整
  • クライアントへのデザイン提案・説明、修正依頼への対応
  • 複数のクライアント案件を並行して担当するためのスケジュール管理
具体的な業務イメージ

1つのプロジェクトは、要件ヒアリングからワイヤーフレーム作成、プロトタイプでのユーザーテスト、デザイン確定まで1〜3ヶ月程度で進みます。ワイヤーフレームや試作品の作成にはFigmaが中心的なツールになり、ユーザーテストは5〜8名程度の被験者に実際に操作してもらい、迷った箇所や使いにくい箇所を観察・記録します。複数案件を並行して抱えることが多く、あるプロジェクトはヒアリング段階、別のプロジェクトは検証段階、というように進行フェーズがバラバラになりやすいため、スケジュール管理が重要な仕事の一部になります。

この仕事のやりがい
  • 多様な業界のアプリ・サービス設計に関わり、専門性を横断的に磨ける
  • 自分が設計した画面が実際にユーザーに使われ、使いやすさとして評価される瞬間
  • デザインの根拠をデータや検証結果で語れるようになる成長実感
向いている人
  • 見た目の美しさだけでなく、使いやすさを論理的に考えるのが好きな人
  • クライアントの要望をヒアリングし、言語化・構造化するのが得意な人
  • 複数のプロジェクトを掛け持ちしながら進行管理できる人
向いていない人
  • デザインの正解を自分の感覚だけで決めたい人
  • 検証や修正を重ねるプロセスよりスピード重視でデザインしたい人
  • 論理的な説明よりも感覚的な提案を好む人
つまずきやすいポイント
  • クライアントの業界知識が浅い状態から短期間でキャッチアップする必要がある
  • デザインの意図を論理的に説明できないと、クライアントに納得してもらいにくい
  • 複数案件が重なるとユーザーテストの日程調整などが後回しになりやすい
必要スキル
Figma等のプロトタイピングツール活用力 ユーザー調査・分析力 論理的な説明力 クライアントとの折衝力 複数案件の進行管理力
その後のキャリアパス例
  • 事業会社のプロダクトデザイナーへ
  • UXリサーチ専門職、ディレクター・PM(プロジェクトマネージャーやプロダクトマネージャー)へ
UI/UXデザイン × 事業会社インハウス

プロダクトデザイナー(自社サービスのUI/UX担当)

代表例 自社SaaSのUI/UXデザイナー プロダクトデザイナー 自社アプリのUXデザイナー

自社が開発・運営するSaaS(インターネット経由で使えるソフトウェアサービス)やアプリの使いやすさを継続的に磨き込みます。企画職やエンジニアと一つのチームを組み、機能追加や改善を繰り返しながらプロダクトを育てていく仕事です。

未経験からの難易度 業界・実務経験推奨

UI/UXの実務経験に加え、プロダクト全体を理解する視点が求められやすい

働き方の傾向 波がある

月の残業は目安15〜25時間程度。機能リリースのタイミングで業務量が変動しやすい

年収の中央値(参考) 500万円〜700万円

求人の中心的なレンジ。シニアポジションや裁量の大きい役割はさらに上振れすることもある

業務内容
  • 新機能追加やリニューアルの際の画面設計、既存画面の使い勝手の見直し(例: ボタンの位置を変えて押し間違いを減らす、入力項目を減らして手間を軽くする)
  • エンジニア・企画職(プロダクトマネージャー)との定例ミーティングでの仕様のすり合わせ
  • ユーザーがどこで操作をやめてしまっているか等の利用データの確認と、改善案の提案
  • ボタンや文字の見た目を全ページで統一するための共通ルール(デザインシステム)の整備・運用
  • 新機能リリース前のユーザーテスト(実際の利用者に触ってもらい、使いにくい箇所を確認する検証)の実施
具体的な業務イメージ

エンジニア・プロダクトマネージャーと同じスプリント(1〜2週間の開発サイクル)で動き、企画段階から実装後のユーザーテストまで一連の流れに関わります。画面設計にはFigmaを使い、ボタンや文字のスタイルを統一するデザインシステム(共通ルール集)を整備・運用することで、チーム全体の制作スピードを底上げする役割も担います。利用データ(ユーザーがどこで操作をやめてしまっているか等)は分析ツールで日常的に確認し、数字の裏にある「なぜ使いにくいのか」を仮説立てて改善案を作ります。新機能リリース前は、実際の利用者にプロトタイプを触ってもらうユーザーテストを行い、想定外の使われ方や迷いポイントを洗い出します。

この仕事のやりがい
  • 自分が改善した機能の効果を、利用データの変化として直接確認できる
  • プロダクトの成長に、企画・開発チームの一員として深く関われる
  • 一つのプロダクトを長期的に育てる中で、専門性が積み上がっていく
向いている人
  • 一つのプロダクトに腰を据えて長期的に向き合いたい人
  • エンジニアや企画職と対等な立場で議論できる人
  • データに基づいて改善案を考えるのが好きな人
向いていない人
  • 様々な業種のデザインに幅広く挑戦したい人
  • 自分の意見をチームで議論・調整するプロセスを面倒に感じる人
  • デザインの一貫性やルールに縛られることに窮屈さを感じる人
つまずきやすいポイント
  • エンジニアの実装都合とデザインの理想がぶつかり、調整に時間がかかることがある
  • 改善の効果が数字に出るまで時間がかかり、成果を実感しにくいことがある
  • 一人デザイナー体制の場合、デザインの意思決定を自分だけで背負うプレッシャーがある
必要スキル
Figma等のデザインツール活用力 データ分析の基礎知識 エンジニア・企画職との折衝力 デザインシステムの構築・運用力 ユーザーテストの設計力
その後のキャリアパス例
  • シニアプロダクトデザイナー・デザインマネージャーへ
  • UXリサーチ専門職、プロダクトマネージャーへの転身も
グラフィック・DTP × 制作会社・代理店

受託型 グラフィックデザイナー

代表例 広告代理店のグラフィックデザイナー パッケージデザイン会社担当 印刷会社のデザイン担当

広告代理店(企業の広告・販促活動を代わりに企画・制作する会社)やパッケージデザイン会社などで、クライアントのポスター・チラシ・商品パッケージといった印刷物のデザインを制作します。案件ごとに商材や業界が変わるため、幅広いデザイン経験を積める仕事です。

未経験からの難易度 業界経験があると有利

印刷物特有の知識(色校正・紙質等)は入社後に学べるが、基礎的な制作経験が問われやすい

働き方の傾向 やや忙しめ

月の残業は目安20〜30時間程度。印刷の入稿締切前は特に業務が集中しやすい

年収の中央値(参考) 400万円〜600万円

求人の中心的なレンジ。役職や担当案件の規模により上下

業務内容
  • クライアントから依頼されたポスター・チラシ・商品パッケージなどのデザイン制作
  • 商品パッケージの場合、外装デザインに加え、容器の形や素材といった構造面の調整
  • 印刷会社・資材メーカーとのやり取り(例: 画面上の色と実際に刷り上がった色味を見比べて、狙い通りの仕上がりに近づける調整)
  • クライアントへのデザイン案の説明・提案、修正依頼への対応
  • 印刷用データの最終チェック(文字のずれや色指定のミスがないかの確認)
具体的な業務イメージ

複数のクライアント案件を並行して抱え、入稿締切に向けてIllustratorでのデザイン制作と、印刷会社との色校正(画面上の色と実際の刷り上がりの色を見比べて調整する作業)のやり取りを繰り返します。印刷は一度入稿すると簡単には修正が効かないため、文字のずれや色指定のミスがないかを最終チェックする工程には特に神経を使います。パッケージデザインの場合は、外装の見た目だけでなく容器の形や素材といった構造面の相談も資材メーカーと行い、平面のデザインだけでは完結しない調整が発生します。

この仕事のやりがい
  • 自分がデザインしたパッケージや広告物が店頭・街中で実際に目に触れる達成感
  • 多様な業界の商品・サービスに関わることで、デザインの引き出しが増える
  • 完成した印刷物を実際に手に取れる、ものづくりとしての手応え
向いている人
  • 印刷物という「形に残るもの」を作ることに喜びを感じる人
  • 色や素材といった細部の仕上がりにこだわれる人
  • 複数のクライアント案件を並行して進められる人
向いていない人
  • デジタルでの表現を中心に手がけたい人
  • 印刷特有の細かい仕様確認(色校正等)を面倒に感じる人
  • 納期直前のタイトなスケジュールにストレスを感じやすい人
つまずきやすいポイント
  • 印刷は一度入稿すると修正が効きにくいため、最終チェックのプレッシャーが大きい
  • 画面上の色と実際の印刷の色味が異なることがあり、色の調整に苦労しやすい
  • 納期が集中する時期は複数案件が重なり、残業が発生しやすい
必要スキル
Illustrator/Photoshopの活用力 印刷・紙・素材の基礎知識 色校正の確認力 クライアント対応力 進行管理力
その後のキャリアパス例
  • アートディレクターへ
  • 事業会社のインハウスデザイナー、フリーランス・独立へ
グラフィック・DTP × 事業会社インハウス

インハウス グラフィックデザイナー

代表例 自社カタログ・販促物担当 インハウスグラフィックデザイナー 自社ブランドのデザイン担当

自社ブランドのカタログ・パッケージ・店頭POP(店頭に置く販促物)などを一貫してデザインします。ブランドの世界観を理解した上で、複数の販促物に一貫性を持たせていくのが特徴の仕事です。

未経験からの難易度 業界・実務経験推奨

求人ではグラフィックデザインの実務経験が数年程度求められることが多い

働き方の傾向 落ち着いている

月の残業は目安10〜20時間程度。新商品発売や撮影の時期以外は比較的スケジュールが読みやすい

年収の中央値(参考) 450万円〜650万円

求人の中心的なレンジ。ディレクション経験やブランド規模により上下

業務内容
  • 自社商品のカタログ・パンフレット・店頭POPのデザイン制作
  • 新商品発売に合わせた商品撮影の立ち会いと指示出し(カメラマンやスタイリストへ、光の当て方や商品の見せ方を伝えるディレクション)
  • 商品パッケージのデザイン改訂、ブランドのルール(ロゴの使い方や配色の決まりをまとめたガイドライン)に沿った制作物のチェック
  • 外部の制作会社やカメラマンへの発注、スケジュール管理
  • 営業部門やマーケティング部門からの制作依頼のヒアリングと優先順位調整
具体的な業務イメージ

営業・マーケティング部門から日常的に持ち込まれる制作依頼(カタログ・POP・販促物)を、優先順位をつけながらこなしていくのが基本です。新商品発売の時期には商品撮影に立ち会い、カメラマンやスタイリストに光の当て方や見せ方を指示するディレクション業務も発生します。デザイン制作にはIllustratorPhotoshopを使い、ブランドガイドライン(ロゴの使い方や配色のルールをまとめた資料)に沿っているかを、他部署が作った制作物も含めてチェックする役割を担うこともあります。外部の制作会社やカメラマンへの発注・スケジュール管理も並行してこなします。

この仕事のやりがい
  • 自社ブランドの世界観を一貫して作り上げていく手応え
  • 自分が関わった商品が店頭に並び、消費者の目に触れる達成感
  • ブランドを深く理解した上でデザインする、専門性の積み上がり
向いている人
  • 一つのブランドの世界観を長期的に守り育てたい人
  • 撮影立ち会いなど、デザイン制作以外のディレクション業務も苦にならない人
  • 社内の他部署と調整しながら仕事を進められる人
向いていない人
  • 様々なブランド・業界のデザインに幅広く挑戦したい人
  • 決まったブランドルールの範囲内で制作することに窮屈さを感じる人
  • 外部スタッフとの調整業務よりデザイン制作に専念したい人
つまずきやすいポイント
  • ブランドのルールを守りながら新しさも出すという、両立の難しさがある
  • 社内の複数部署から依頼が集まり、優先順位の調整に時間を取られる
  • 外部の制作会社やカメラマンとのやり取りに慣れるまで時間がかかる
必要スキル
Illustrator/Photoshopの活用力 ブランド理解力 撮影ディレクション経験 外部パートナーとの折衝力 社内調整力
その後のキャリアパス例
  • アートディレクター・ブランドマネージャーへ
  • マーケティング職への展開
動画・映像 × 制作会社・代理店

受託型 映像ディレクター・編集者

代表例 映像制作会社のディレクター CM制作会社の編集者 MV制作会社のスタッフ

クライアントから依頼されたCMや企業紹介動画、MV(ミュージックビデオ)などの企画から撮影、編集までを担当します。未経験からアシスタントとして先輩に同行し、段階的に一人立ちしていくケースが多い仕事です。

未経験からの難易度 未経験歓迎

アシスタントとして先輩に同行しながら技術を身につける採用が多い

働き方の傾向 やや忙しめ

月の残業は目安25〜40時間程度(プロデューサー・ディレクター・プランナー系は残業が多い職種の上位という調査もある)。撮影日や納期前は拘束時間が長くなりやすい

年収の中央値(参考) 350万円〜550万円

求人の中心的なレンジ。大型案件を任される中堅以降はさらに上振れすることもある

業務内容
  • クライアントへのヒアリングをもとにした企画立案、絵コンテ(映像の流れを絵と文字で示した設計図)の作成
  • 撮影現場での指示出し(カメラマンや出演者への演技・立ち位置の指示、全体の進行管理)
  • 撮影した映像素材を切り貼りしてつなげる編集作業、テロップ(画面に表示する文字)や効果音の追加
  • クライアントへの完成映像の確認依頼と、修正指示への対応
  • 若手のうちは、先輩ディレクターの撮影・編集にアシスタントとして同行しながらの技術習得
具体的な業務イメージ

1本の映像は、絵コンテ(映像の流れを絵と文字で示した設計図)作成から撮影、編集、納品まで数週間〜1ヶ月程度で進みます。撮影当日は早朝集合・深夜までの拘束になることもあり、天候や出演者のスケジュールに左右されて予定通り進まないことも珍しくありません。編集作業にはPremiere Proを使い、数分の完成映像でもその何倍もの時間を編集にかけるのが一般的です。クライアントからの修正依頼は2〜3回程度発生することが多く、そのたびに編集のやり直しが発生します。

この仕事のやりがい
  • 自分が関わった映像がテレビやWebで実際に流れる高揚感
  • 企画から完成まで一つの作品として形になっていく過程に携われる
  • 多様な業界のクライアントと関わることで、演出の引き出しが増える
向いている人
  • 撮影現場での臨機応変な対応や、体力を使う仕事に抵抗がない人
  • 地道な編集作業をコツコツ積み重ねられる人
  • クライアントの意図を汲み取りながら映像として表現するのが好きな人
向いていない人
  • 決まった時間内できっちり働きたい人(撮影は早朝・深夜になることもある)
  • 細かい修正依頼が何度も続くことにストレスを感じやすい人
  • 一人で黙々と作業するより、企画段階から自由に発想したい人
つまずきやすいポイント
  • 撮影日程がクライアントや天候(屋外撮影の場合)に左右され、予定通りに進まないことがある
  • 修正依頼が繰り返されると、編集作業のやり直しが積み重なりやすい
  • 若手のうちは拘束時間が長くなりがちで、体力的な負担が大きい
必要スキル
Premiere Pro等の映像編集ソフト活用力 撮影現場での進行管理力 企画構成力 クライアント対応力 体力・臨機応変な対応力
その後のキャリアパス例
  • シニアディレクター・プロデューサーへ
  • 事業会社のインハウス映像担当、フリーランス・独立へ
動画・映像 × 事業会社インハウス

インハウス 動画マーケティング・広報担当

代表例 自社YouTube運用担当 社内広報動画制作担当 自社SNS動画担当

自社のYouTubeチャンネルやSNSアカウント、社内報向けの動画などを企画・撮影・編集まで担当します。マーケティングや広報の目標(登録者数・視聴数・社内の共感・反応の高さ等)に沿って、継続的にコンテンツを作り続ける仕事です。

未経験からの難易度 業界経験があると有利

SNS運用経験や動画制作の実務経験を歓迎する求人が多い

働き方の傾向 落ち着いている

月の残業は目安10〜20時間程度。継続的な運用が中心。撮影日以外は比較的スケジュールが読みやすい

年収の中央値(参考) 400万円〜600万円

求人の中心的なレンジ。マーケティング職を兼務するポジションは上振れすることもある

業務内容
  • 自社YouTubeチャンネルやSNSアカウント向けの動画企画立案、台本作成
  • 自社スタジオや社内での撮影、映像編集ソフトを使った編集(テロップ入れ、BGMの挿入、動画の長さの調整)
  • 社員インタビューを撮影・編集した社内報向け動画の制作
  • 動画の再生数・最後まで見られた割合などのデータをもとにした、次回企画の改善
  • マーケティング部門・広報部門との企画すり合わせ、投稿スケジュールの管理
具体的な業務イメージ

週に1本〜数本のペースで動画を投稿するチャンネル運用が多く、企画・台本作成から撮影、編集までを一人または少人数で回します。編集にはPremiere Proを使い、テロップやBGMの挿入、尺(動画の長さ)の調整まで一貫して担当します。投稿後は再生数や最後まで見られた割合(視聴維持率)といったデータを確認し、離脱が多いポイントを分析して次の企画に反映します。マーケティング・広報部門との企画すり合わせは週次のミーティングで行うことが多く、社内の他部署からの動画制作依頼(社員インタビュー等)も並行してこなします。

この仕事のやりがい
  • 自分が作った動画の再生数やコメントの反応をダイレクトに確認できる
  • 会社の魅力やブランドを、映像という形で発信する影響力を実感できる
  • 企画から編集まで一人で手がけられる裁量の大きさ
向いている人
  • 再生数や視聴データを見ながら企画を改善するのが好きな人
  • 撮影から編集まで一人で幅広くこなすことに抵抗がない人
  • 会社やブランドの魅力を発信することにやりがいを感じる人
向いていない人
  • チームで役割分担しながら制作を進めたい人
  • 数字による評価よりも作品としてのクオリティを追求したい人
  • 継続的な投稿スケジュールに追われることが負担に感じる人
つまずきやすいポイント
  • 再生数が伸び悩むと、企画そのものを疑うプレッシャーがかかりやすい
  • 撮影から編集まで一人で担当する分、業務量が波打ちやすい
  • 社内の協力(出演者の調整等)を得るのに時間がかかることがある
必要スキル
動画編集ソフトの活用力 企画構成力 SNS・データ分析の基礎知識 社内調整力 継続的な運用力
その後のキャリアパス例
  • 動画マーケティングの専門職へ
  • 広報・PR職への展開、映像制作会社への転身も

掲載の年収はいずれも各パターンの求人情報から算出した中央値の参考レンジです(quickfactsを参照)。経験・スキル・企業規模により変動します。

相性の良い転職エージェントは人によって違います。求人の量や、担当者との相性を見るためにも、2〜3社まとめて登録しておくのがおすすめです。

総合型エージェント

求人数が多く、まず1社目に登録しておきたいタイプ

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デザイナー・クリエイティブ特化エージェント

ポートフォリオの見せ方など、デザイン職特有の選考ノウハウに強いタイプ

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転職サイト

自分のペースで求人を探したい人向け

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