建築設計という仕事構造設計士(一級建築士)
建物が地震や積雪、台風などの外力に耐えられるかを構造計算(柱・梁・基礎などの強度を数値で検証する計算)によって確認し、柱や梁の配置・断面寸法・鉄筋量などを一級建築士(建物の規模や用途を問わず設計に携われる国家資格)としての権限で最終判断する仕事です。意匠設計側が描いたデザインを、安全性の観点から実現可能な形に落とし込み、構造図(建物の骨組みを示す図面)を作成します。着工前の設計段階を担う仕事で、着工後の現場管理を担う施工管理とは業務のフェーズも所属先も異なります。
資格に加えて構造力学の専門知識が求められ、大規模建築物を扱うにはさらに上位の構造設計一級建築士(一級建築士取得後、一定の実務経験を積んで取得する国家資格)が必要になる場合がある
月の残業は目安25〜40時間程度(構造設計者の残業は経験の浅い時期で月10〜20時間程度だったという体験談も見られますが、構造計算の最終責任を負う立場になるほど、提出直前は残業が増えやすいです)
求人の中心的なレンジ。構造設計一級建築士の資格保有や大規模建築物の実績があるとさらに上振れすることもある
構造計算とその結果をもとにした図面作成が中心で、午前中に計算条件の見直しや計算ソフトへの入力、午後に構造図の作成・修正、という配分になることが多いです。1つのプロジェクトを構造計画の立案から構造計算、図面作成まで一貫して担当し、住宅規模であれば数週間〜数ヶ月、大規模建築物であれば半年以上かかることもあります。構造計算には専用の構造計算ソフトを使い、計算結果の整理にはExcelでの数値管理、構造図の作成にはCAD・BIMソフト(3次元の設計データで建物全体を管理するソフト)での作図力が必要です。計算結果が基準をわずかに超えてしまう場合、柱の太さや配置を再検討して基準内に収める調整作業を繰り返すことも珍しくありません。
🎮 この職種を疑似体験
構造計算をした結果、意匠設計側が提案したプランのままでは耐震基準を満たせないことが判明しました。あなたの次の一手は?
実務ではこう対応することが多いです
耐震基準を満たさない設計は建物の安全性に直結し、確認申請も通りません。
◎ それが実務でも評価される対応です
正解です。意匠設計側の要望と、安全性という譲れない基準の両立を粘り強く検討できることがこのパターンで向いている人の条件です。
実務ではこう対応することが多いです
放置すると、プロジェクト全体のスケジュールに影響が出てしまいます。
実務ではこう対応することが多いです
基準を自己判断で緩めることは、建物の安全性に関わる重大な問題につながります。
この職種で転職を考えたら
相性の良い転職エージェントは人によって違います。求人の量や、担当者との相性を見るためにも、2〜3社まとめて登録しておくのがおすすめです。
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