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建築設計という仕事設備設計士(一級建築士)

設備設計 × 一級建築士保有

設備設計士(一級建築士)

代表例 一級建築士(設備設計担当) 設備設計事務所の主任技術者

建物の中で使われる空調・電気・給排水といった設備の仕様を、一級建築士(建物の規模や用途を問わず設計に携われる国家資格)としての権限で統括的に決定する仕事です。意匠設計・構造設計とすり合わせながら、天井裏や壁の中に通す配管・配線のルートを検討し、設備図(空調ダクトや電気配線、給排水管の経路を示す図面)を作成します。大規模建築物を扱うには、さらに上位の設備設計一級建築士(一級建築士取得後、一定の実務経験を積んで取得する国家資格)が必要になる場合もあります。着工前の設計段階を担う仕事で、着工後の現場管理を担う施工管理とは業務のフェーズも所属先も異なります。

未経験からの難易度 一級建築士必須

資格に加え、空調・電気・給排水の各設備分野の専門知識が求められる。大規模建築物では設備設計一級建築士(上位の国家資格)が必要になることもある

働き方の傾向 波がある

月の残業は目安20〜35時間程度(設備設計職は施工管理職に比べて激務ではないと言われることが多いですが、繁忙期は打ち合わせ後の図面調整が残業に回りやすいです)

年収の中央値(参考) 550万円〜750万円

求人の中心的なレンジ。設備設計一級建築士の資格保有や大規模物件の実績があるとさらに上振れすることもある

業務内容
  • 建物の用途・規模に応じて、空調(温度・湿度を快適に保つ設備)、電気(照明・コンセント・受変電設備)、給排水(水道・トイレ・消火設備)の仕様を検討・決定する
  • 意匠設計・構造設計の図面とすり合わせながら、天井裏や壁の中に通す配管・配線・ダクトのルートを設計する
  • 設備図(空調ダクトや電気配線、給排水管の経路を示す図面)の作成・最終チェック
  • 使用する機器(空調機・受変電設備など)の型番・性能を選定し、コストと性能のバランスを検討する
  • 工事現場で、配管・配線が設計図通りに施工されているかを確認する立会い(工事監理)
具体的な業務イメージ

午前中は意匠設計・構造設計側との打ち合わせや現地調査、午後にまとまった時間を取って設備図の作成・機器選定、という配分になることが多いです。1つのプロジェクトで空調・電気・給排水の3分野すべてを担当することもあれば、分野ごとに担当が分かれることもあり、オフィスビルなど大規模な建物では図面の枚数が数十枚規模になることもあります。設備図の作成にはCAD・BIMソフト(3次元の設計データで建物全体を管理するソフト)での作図力、機器選定や見積もりの数値管理にはExcelでの計算力が必要です。天井裏のスペースをめぐって意匠設計側の要望(天井を高く見せたい等)と設備側の必要スペースが競合することも多く、複数の分野の専門家と折り合いをつける調整力が問われます。

この仕事のやりがい
  • 目に見えにくい「建物の快適さ・安全性」を、設備という形で根本から支えている実感
  • 空調・電気・給排水という複数分野を横断する専門性が積み上がっていく
  • 意匠設計・構造設計と対等な立場で調整しながら、プロジェクト全体に関わる裁量の大きさ
向いている人
  • 複数の専門分野(空調・電気・給排水)を横断して理解し、整理するのが得意な人
  • 意匠設計・構造設計側の要望と、設備として必要なスペース・性能の両立を粘り強く検討できる人
  • 機器のカタログスペックなど、地道な情報収集・比較を厭わない人
向いていない人
  • 建物のデザイン面など、目に見える成果を主体的に作りたい人
  • 複数分野の調整に時間がかかることにストレスを感じやすい人
  • 機器選定など細かい仕様確認の繰り返しに物足りなさを感じる人
つまずきやすいポイント
  • 意匠設計側の天井高さの要望と、設備に必要な配管スペースが競合し、調整に時間がかかることがある
  • 空調・電気・給排水の3分野を横断する分、一分野の変更が他分野にも影響し、修正の連鎖が起きやすい
  • 機器の納期や仕様変更など、外部要因によるスケジュールの遅れに対応する必要がある
必要スキル
空調・電気・給排水の専門知識 CAD・BIM操作スキル 機器選定・コスト管理力 意匠設計・構造設計との調整力 一級建築士(設備設計一級建築士があるとさらに有利)
その後のキャリアパス例
  • 設備設計一級建築士を取得し、大規模建築物の設備設計へ
  • 独立して設備設計事務所を開業する人も

🎮 この職種を疑似体験

意匠設計側から「天井をもっと高く見せたい」と要望されましたが、それでは空調ダクトを通すスペースが足りなくなることが分かりました。あなたの次の一手は?

実務ではこう対応することが多いです

スペース不足に目をつぶると、施工段階で設備が納まらないという大きな手戻りにつながります。

◎ それが実務でも評価される対応です

正解です。意匠設計・構造設計側の要望と、設備として必要なスペース・性能の両立を粘り強く検討できることがこのパターンで向いている人の条件です。

実務ではこう対応することが多いです

理由を説明せず断ると、他分野の専門家との調整がうまくいかなくなります。

実務ではこう対応することが多いです

性能を確認せずにサイズを変更すると、空調の効きが悪くなるなど建物の快適性・安全性に関わる問題につながります。

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